催眠療法/臨床催眠の種類とその解説



Therapy 催眠療法の「真実」という程のことでもありませんが
催眠暗示」と「退行催眠でトラウマに直面」
という以外にも、いろいろあるみたいです。


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暗示療法:症状除去

 催眠暗示は、現在でも最もポピュラーな催眠療法だといえる。

 ところで催眠導入さえできれば、催眠療法を施すことができると思われていることがめずらしくない。催眠トランスにさえクライアントを入れることができれ ば、「潜在意識」とやらに働きかけることで、ほとんどなんでもできると思われているらしい。催眠トランスにさえ入れれば「もう痛くありませんよ」「もう不 安はありませんよ」「もう足は動きますよ」などなど、「ただ症状はなくなりました」と告げればいいらしいのだ(これもまあ、暗示療法である。少なくともリ エボーがやったのは、これに近かった)。ここでは「催眠療法家」の腕は、クライアントをより速やかにより深く「催眠トランス」に入れるかどうかで計られる ことになる(やれやれ)。

 実際には自己暗示の元祖クーエが言ったように、暗示にはそれ自体、力がある。暗示療法においては、「催眠トランス」治療暗示を受け入れ易くさせる「オブ ラート」の役割が主だ。むしろどのような暗示文(スクリプト)が、どのように使われるかがより重要だ。極端な話、どの程度の深さの催眠に入ろうと(場合に よっては、催眠抜きでただ目を閉じて暗示を聞いてもらうだけで)効き目があったりもする。催眠深度を時間(面談回数)を使ってあげるよりも、暗示文自体に 工夫をした方が効率的なのである。

 現在使われる暗示文(スクリプト)の多くは、直裁に「症状がなくなる」と告げるのではなく、また「たばこがまずくなる」などの嫌悪暗示だけですませるの ではなく、メタファーや症状変化を示唆し促すイメージを与えるなど間接的かつ包括的なアプローチを取ることが多い(これには事前のヒアリング、カウンセリ ングが重要なことは言うまでもない)。これには被術者の抵抗や症状のぶり返しを回避する効果も狙われる。

 この結果、最近では催眠暗示療法は短ければ1〜2回というセッションで行われる。最も高速な心理療法のひとつになっている。

 たとえば禁煙、爪を噛む癖をやめる、テスト前の緊張をとく、ダイエット、リラックス、自信を高めることなど、さまざまな(心理的疾患とまではいえない) 問題を解決するのに、多くの暗示文(スクリプト)が開発されている。何よりも「病い」や「欠陥」だけを対象にしていないところがよいではないか。
 暗示療法は、決して初歩的でも原始的でもなく、暗示文(スクリプト)次第で、ずいぶんと工夫できる療法である。

 
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