トップダウン読書法

別名「問い−答え」読み
用途書物や文献を通じての学習/情報収集

用例大量の本を読まなければならないとき

手っ取り早く本から情報を引き出したいとき

使用法A・問いと答えを、マインド・マップにまとめながら、読む

1.見出しから問いをつくる

1−0・たとえば「建国神話と歴史のあけぼの」という見出しからは、「建国神話とはどういうものか?」「歴史のあけぼのとは、何を意味するか?」「建国神話と歴史のあけぼのとは、どのような関係か?」など。

1ー1.大きな文字からつくる(タイトル→サブタイトル→大見出し→中見出し→小見出し→・・)

1ー2.目次の各項目からつくる(見出しが集まっているので便利)

1ー3.索引の、参照箇所の多い項目からつくる(その文献で重要なキーワードである)

2.要約にあたるところをまず読む

2ー0・見出しからつくった問いの多くは、要約から答えを得られる。

2ー1.書物なら、前書き、後書き。その次に各章の頭と最後。しばしば要約を容易している本もある。

2ー2.論文なら、冒頭に要約がついている。また最初(イントロ)と最後(結論)からも要約がつかめる。

3.さらに詳しく読むかをきめる

B.マインドマップに補填しながら、さらに詳しく読む

1.ひつような章を対象に、全編を対象に行った問い/答え読みを、繰り返す

解説本は読む必要のあるところは一部だけである。見出し=>問い/要約=>答えをまとめながら読むことで、全体の構成をおさえながら、必要な箇所をみつけ、その部分だけを掘りさげて読むことができる。

マインドマップにまとめることで、全体の構成と、自分に必要な情報を、有機的に構成しながら読むことができる。有機的に構成されているので、記憶/想起もしやすい。

問いと答えに焦点をあわせることで、メリハリなく情報収集につとめるのでなく、問題意識をもって読書に取り組む/本と対話することができる。

参考文献『本を読む本』, モーティマー・J. アドラー (著), C.V. ドーレン (著), Mortimer J. Adler (原著), CharlesVan Doren (原著), 外山 滋比古 (翻訳), 槇 未知子 (翻訳),価格: ¥820,講談社学術文庫 ; ISBN: 4061592998 ; (1997/10)


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