プレイ

PLAY


「人間は神の遊び道具として作られたものであるから、人間はそれに相応して最もよく遊びつつ生きなければならない」
(プラトン「法律」803b)


「ゲームはすべて規則の集合で規定され、それらの規則は事実上無限な数の勝負を可能にする。ところが儀礼は、同じようにプレイされるものではあるが、それは特別の試合で、勝負結果が両軍のあいだにある種の均衡をもたらす唯一の形であるがゆえに、あらゆる勝負の可能性の中からとくに選び出されたものである。
この転換は、ニューギニアのガフク・ガマ族の例で容易に検証できる。彼らはフットボールを覚えたが、両軍の勝ち負けが正確に等しくなるまで、何日でも続けて試合をやる」
(レヴィ・ストロース『野性の思考』)


「遊びをやり始めるたびに-----生涯やっても同じことだが、-----遊戯者はいつもゼロの地点に立っている。彼らは、スタートのときと同じ条件に立っている。賭け事にせよ、くじにせよ、お金にまつわる遊びもその例外をなさない。これらの遊びは富を生むのではない。ただ富を置き換えているだけである」
(カイヨワ『遊びと人間』)


 遊びをせんとや生まれけむ
 戯れせんとや生まれけん
 遊ぶ子供の声聞けば
 わが身でさえこそゆるがるれ
 (『梁塵秘抄』)


「時間とは、遊びに興じる子供。王国は、そして、子供のもの」
(ヘラクレイトス 「断片」52)





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