活動記録表

別名
用途認知療法の手始めに

セルフ・コントロールを行う

行動から認知や感情を変えていく

用例減らしたい行動があるとき

嫌な気分を減らしたいとき

自分に対するコントロール力をつけたいとき

生活の中でポジティブな活動や思考を増やしたいとき

使用法 減らしたい問題(症状)や行動、それに思考や気分、また増やしたい/続けたい行動について、毎日、1時間刻み(30分刻みの表を使い)回数や強さを記録していく。

 また活動をいっしょに記録していくことで、症状と生活のパターンや関係がわかってくる。

 様々な「減らしたい行動」や「いやな気分」をただ記録していくことが、これまで何度も「なんとかしよう」と試みて失敗してきた「変化」をゆっくりと、けれどしっかりともたらしてくれる。

また、望ましいがまだ小さい変化に気付き、それを維持・拡大していくことにも活用できる。

 気分の乱れが生活の乱れにつながり、それがまた気分や行動を変えて、悪循環に巻き込んでいる場合にも、セルフ・モニタリングは効果がある。

解説セルフ・モニタリングは、認知行動療法の大きな武器である。(すべての認知行動療法はセルフ・モニタリングからはじまる)。とくに(思考が止まってるほどの)重篤なうつ病のクライエントには、行動記録表は欠かせない。

参考文献『いやな気分よ、さようなら—自分で学ぶ「抑うつ」克服法』デイビッド・D. バーンズ (著) 価格:¥3,680 ; ISBN: 4791102061 ; (1990/11/01)


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