別名 | 歪んだ認知検討質問集 |
用途 | |
用例 | 認知療法で自動思考を検討するときに 論理療法で非合理的な信念を検討するときに
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使用法 | ・それは、論理的だろうか? ・科学者は、あなたの考えに同意するだろうか? ・そのように考える根拠は何だろうか? ・それは、現実的なのか? ・あなたの友人や同僚は、その考えに同意するだろうか? ・誰もが、あなたと同様な考えを持っているだろうか。沿うでないなら、それは何故か? ・人間誰しも間違うことはある。あなたは、自分や他人に完璧であることを求めていないか? ・一体何が、状況を損何恐ろしく感じさせているのだろうか? ・針小棒大に、大げさに言っているのではないだろうか? ・それは、Ⅰか月後、3か月後、半年、あるいは1年後にも“悪いこと”であり続けるだろうか? ・それは、2年後も相変わらず重要だろうか? ・あなたは、この問題の重要性を強調し過ぎていないだろうか? ・あなたは、わずかなことに基づいて、最悪のシナリオが実際に怒るかのような気持ちになっているのでは? ・あなたにそれに「耐えられない」として、では実際のところどうなってしまうのだろうか? ・あなたにそれに「耐えられない」としても、実際にそれですべてがだめになってしまうのだろうか? ・あなたは、自分自身の(あるいは人の)弱いところばかりに気が向いてしまっており、よいところを無視してはいないだろうか? ・あなたは、実際にある物事の替わりに、物事はこうあるべきだと考えて苦しんでいることは無いだろうか? ・あなたは、そうした考えとか態度を、どこで身に付けたのだろうか? ・あなたのその考え方は、自分自身の目標を達成する上で助けになるだろうか? ・あなたのその考え方は、目標に焦点付けられていたり、解決を促すようなものだろうか? ・もし友人が今のあなたと同じような失敗をした時、あなたはそんなに批判するだろうか? ・物事が白か黒かで考えてはいないだろうか?どちらでもない灰色もあるのではないだろうか? ・あなたは、自分自身や他人や他の物事に対して、レッテルを貼っているかもしれないが、はたしてそれは合理的だろうか?公正だろうか? ・何か問題が起きたと言うことは、あなた(あるいは他の人、物事)が“だめ”とか“失敗”とか“価値がない”あるいは“希望がない”というようなことを即座に意味するのだろうか? ・あなた自身や他人に対して“こうあるべき”というようなルールを勝手に課してはいないだろうか?もしそうだとして、そうしたルールは役に立つ、建設的なものだろうか? ・あなたは物事を、あまりに自分に引き付けて考え過ぎてはいないだろうか? ・あなたは、自分自身の(一時しのぎの)気休めのために、他人を不当に責めたりしてはいないだろうか?
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解説 | |
参考文献 | 『認知行動療法入門—短期療法の観点から 臨床心理学レクチャー』 B. カーウェン (著), P. ルデル (著), S. パーマー (著), 下山 晴彦 (翻訳) 金剛出版 ; ISBN: 4772408525 ; (2004/12)
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