間をおく(中級編)

別名クリアリング・ア・スペース
用途頭で理解しているが、どこかが(感情が)抵抗しているとき

もやもやとしたものが自分の中にあって、はっきりしないとき

用例
使用法 【1】からだを楽にする

自分のからだの内側に向かって挨拶をする。「ご機嫌いかがですか?」「最近どんな風に生きているかなぁ?」「最近どんなことが気になっているかなぁ」

【2】気がかりなことが浮かんできたら、それらを一つ一つ大切に認めてやる。「たいしたことないよ」などと否定しないように。

【3】次に、その気がかりな事柄は「どんな雰囲気を伴っているか」観察する。それを思うと「イライラする」とか「腹が立つ」とか「ワクワクする」などと、その事柄を取り巻く雰囲気に触れてみる。

【4】今度は、この事柄と雰囲気を、イメージの中で、どこかに「置く」ようにする。どういうところに置いてもよいが、事柄や雰囲気に合った「置き場所」が自然に浮かぶのを待つ。

【5】一つ一つの事柄や雰囲気を「置く」と、ちょっと楽になったり、ほっとすることができる。楽にならない場合は、「置き場所」を変えてみる。

【6】「気がかり」をどこかに「置いて」、ちょっと楽になったら、「他にはどんなことが気になっているだろう」と聞いてみる。

【7】まだあるようなら、後で見ることにして、ひとくくりにして、それもどこかに置く。

【8】「今、すっきりしているかなぁ」「いい気分になれているかなぁ」と感じながら、ゆっくり終わる。

解説間をおく(初級編)も参照。

1対1で行われるのは、この中級編が多い。

グループでは、初級編の方法が多く使われるが、こちらは個人向けにも使える。

イメージが出やすいのは初級編の方である。

参考文献山本次郎『カウンセリングの実技がわかる本(下巻)』(コスモス・ライブラリ)


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