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用途 | 悩みを解決可能なものにする 固定観念をときほぐす
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用例 | 悩みが抽象的なとき レッテル貼りに陥っているとき 恒常的なアパシー状態をなおしたい 性格をなおしたい 消極的な自分をなんとかしたい
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使用法 | 「恒常的なアパシー状態」とか「なおしたい性格」とか「積極的でない私」というのはレッテル貼りであり、名詞化の誤りである。これは問題を固定化し、解決の取り組みを困難にさせる。
名詞化による固定観念に対しては、名詞のもとになった一連の行動やプロセス を、その過程(や行動)を表わす表現に戻すような質問が有効。4W1H(い つ、どこで、だれが、なにを、どのように)の質問も有効。
例「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」 という思い込みをなんとかしたい
・「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」って、いつ、どこで、なにしてるときに、そう思うの? =>こたえを、コラム法にぶちこむ
・「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」って、いつ、どこで、なにしてるときに、そうは思わない(感じない)の? =>こたえの行動、シチュエーションをもっとやってみる。増やす。
・「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」と、どれくらい(頻繁に/強く、何%くらいの確信度で)思うの? =>メモしておいて、認知療法をしばらくつづけてみて、どれくらい減るか(増えるか?)確認する。
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解説 | 「名詞化=定義「行動や一連の 過程が固定的なモノとして扱うこと」
人はなぜか、ネガティブな現象が起こると名前をつけたがる=名詞化。名前をつけると、不思議とその現象について「わかった気」になるが、その代償と して、その現象が恒常化する。変化する可能性を見失ったりしたとしても、わかったつもりになることが大切か? 名詞化による固定観念に対しては、名詞のもとになった一連の行動やプロセスを、その過程(や行動)を表わす表現に戻すような質問が有効。4W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どのように)の質問も有効。
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参考文献 | |