日本の催眠の歴史:医学、心理学から見せ物、霊術、宗教まで


日 本の催眠 のはじまりから今まで
催眠の歴史からのれん分けしました。
明治以来の催眠関係出版リストと年表が主な内容、
書籍名にできるだけ入手可能なリンクをつけました。

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催眠書の発行点数に見る日本催眠の歴史

催眠図書発行点数
 出所:催眠書点数:国会図書館NDL-OPACによる検索結果(検索条件: 所蔵館=全館 and(件名=催眠 or タイトル=催眠)、検索結果件数: 和図書526件)から作成
    
 
 上記のグラフ(赤色の棒グラフ)は、国会図書館所蔵の催眠関連図書(NDL-OPACによる検索結果 件数: 和図書526件)を、発行年別に集計したものをグラフ化したものである。
 検索結果のリストは、国会図書館所蔵の催眠関連図書リストであるため、参考のため別に示す(→:国会図書館所蔵の催眠関連図書リスト)。学術書から実践の手引き、催眠を題材にしたフィクションまで、リストの内容は雑多であり、また必ずしも網羅的なものではないことは注記する必要がある。しかし、一定の傾向を見ることは可能である。

 一見して、グラフは3つの山からできている。(1)第1の山:明治36年を頂点とし右肩下がりに大正時代注記まで続く山。(2)昭和40年代中期(1970年)を頂点として両側に広がる山。(3)1984〜85年の谷以後に右肩上がりに広がる山。
 (1)第1の山:明治36年を頂点とし右肩下がりに大正時代中期まで続く山は、竹内タケウチクスノキサンの催眠書のブーム(明治36年)を契機に起こり、様々な民間催眠家が通信教育を中心とした協会・学会活動を通じて催眠を普及させ、アカデミズムでもこれまでの医学による臨床的利用から心理学による実験研 究の高まりによる前期、そして明治41年の警察犯処罰令(催眠についての罰則規定の制定)や明治43年から大正2年にかけて起こった、心理学による実験研究の中心人物だった東京帝大助教授である福来友吉の「追放に 終わる千里眼・念写事件を経て、催眠が危険視され衰退していく後期とに分けられる。この期に至っても、興味本位としての催眠術は衰退するも、催眠術を療術として用いるものは後を絶たず、彼等は催眠術を「霊術」と呼びかえ延命をはかる。また東京帝大出の農業教育学者であった村上辰午郎もまた催眠術を「注意術」と呼びかえ、各地の農業学校で実験と講演を通じて催眠を広めた。しかし、この村上もまた昭和に入っては、東京心霊研究会を主宰するようになる。
  (2)第2の山:昭和40年代中期(1970年)を頂点として両側に広がる山は、すでに昭和30年前後に登り口が見られる。1950年から催眠についての研究を発表していた成瀬悟策らの活動に続いて、1956(昭和)31年の全国組織の研究会として「催眠研究会」(のちの日本催眠医学心理学会)設立され、民間でも1959(昭和34)年に藤本正雄 『催眠術入門』ベストセラーとなり、これもまた日本催眠学会(学術団体化は1985年)の成立に繋がる。このピークには、催眠研究や海外の催眠研究の紹介が活発になされるとともに、能力開発や痩身などの現世利益の手段としての催眠術もまた一般社会で広がった。またセックスや超能力(1974年はユリ・ゲラーによる超能力ブームがあった)の結びつきも、第1の山でそうであったように、山の頂点を過ぎた後半になって登場する。
 (3)第3の山:1984〜85年の谷以後に右肩上がりに広がる山。1985年のプラザ合意後、日本では急速な円高が進行し、円高不況の発生が懸念されたために低金利政策が採用・継続され、この低金利政策が不動産や株式への投機を加速させ1987年以降バブル景気をもたらした時代である。この頃から書籍全体の出版点数の増加がさらに激しくなったこともあり、同一著者による似たような書物が大量に市場に投下されるようになる。催眠書についても同様で、守部 昭夫、藤本正雄、武藤安隆、七田眞そして誰よりも松岡圭祐が挙げられるだろう。
 

日本催眠年表

 催眠術は、医学や心理学(その他の科学も含めて)と同様に「舶来品」であった。
 欧米における催眠が、ブレイドからパリのサルペトリエール派を率いる「神経症のナポレオン」シャルコーらを通じて、いわば医学者コミュニティの承認を経て、一般社会に認められていったのとは違い、日本における催眠はそうした経過を踏まなかった。同じ道を踏もうにも、催眠術を一般社会に紹介できるほど医学界の有り様は、まだ磐石なものではなかった。むしろ、いかに医学の分野を確立するかという段階においては、医学とそれ以外の境界線をどのように引き、その上に医学とそれ以外を隔てる壁をどのように積み上げるかが重要だった。繰り返し越境し、領域を侵す催眠術は、まずは規制の対象として捉えられることとなった。

 催眠に関する出来事や出版物、メディアでの取り上げ方を年表の上に並べてみると、人々(一般大衆)の催眠術に対する期待やそれに応じようとメディアが編み上げるイメージは、明治から現在まで驚くほど変わっていないことに気付く。
 繰り返し持ち上がる「ニセ医者」「エロ医者」のエピソード、あるいは美容や能力開発を含めて人々のささやかな上昇志向に応じる「万能薬としての催眠術」のイメージ、「一発で治す」といった常套句も明治以来のものだ。反対に「なんとなく恐い催眠術」のイメージも繰り返し登場する。

西暦 年号 催眠書
発行点数
見せ物、魔術、オカルト、宗教 催眠 エスタブリッシュ、アカデミズム
1872 明治5

催眠術、メスメリズムなどの言葉がすでに知られる(中村古峡による)

奥山虎章『医語類聚』(1872)に「Hypnagogic 催眠」の記載(『日本国語大辞典 第二版』による)

1873 明治6

辞書『附音挿図英和字彙』(日就社)にMesmerismを「動物磁石力」の項目
1874 明治7



1875 明治8

ガリグェーの博物書の翻訳書(田中耕造訳)『牙氏初学須知』(1875)の五下・三七に「蚕の破殻より一箇月半の間は、其発育此の如く速なれども、其後は暫時発育せずして、一定の時日間は樹木等に倒懸して麻睡するなり」とあり。〈知覚を失ったように眠っている状態〉として「麻睡(魔睡)」が用いられた初出(日本国語大辞典)
1876 明治9


ベルツ来日(のちに東京帝大で医学を教える)
1877 明治10



1878 明治11



1879 明治12



1880 明治13



1881 明治14

『哲学字彙』(東大三学部印 行)に「Mesmerism伝気術」 「Hypnotism催眠術」の記載 外山正一、東京帝大にて心理学を授業。
1882 明治15


旧「刑法」施行。第256条に「官許ヲ得ズシテ医業ヲ為シタル者ハ、十円以上百円以下ノ罰金ニ処スル」と規定。民間の医療行為を禁じる。
1883 明治16



1884 明治17



1885 明治18
こっくりさんが table turningの変形として輸入され、流行。

「湯屋の二階番の女に催眠術をかけ医者を呼ぶ騒ぎ 能役者の息子が警察ざた」
『読売新聞』[明治18.05.14]
(湯屋(男湯のみ)には二階があり、入浴後そこで休息しながら談笑や囲碁将棋などを楽しむ一種のサロンとなっていた。小窓などから女湯がのぞける設備のある湯屋もあったらしい)。遣手(おばさん)の下でこの二階をとり仕切る二階番である。
元蘭学者の医師であった馬島東伯、催眠術を治療に使用しはじめる。
1886 明治19
坪内逍遥、こっくりさんをtable turningの変形として正しく記述。 大沢謙二「ヒプノーゼ」の訳語として「魔睡」を提唱。医学の分野でしばらく使われる。 東京大学医学部に精神病学がはじめて独立。榊俶、教授に就任。

「東洋学芸雑誌」5月号の雑報欄に、催眠についての記述あり。メスメリズムと 催眠術は区別さ れていないが、催眠の原因については「動物電 気説」を一蹴し、「神経系筋肉系の作用」に求めている。
1887 明治20

大沢謙二『魔 睡術』(「中外医事新報 第151−162号」別刷,明20.1)

「催眠術」という用語が一般社会に流布(中村古峡による)
松本源太郎他『心理学』に、馬島東伯(講演)田中政 吉(筆記)「催眠術治療法」、井上円了が馬島を招いて行った催眠実験を 記録した「治療法ノ 新発明」などを掲載。

「[社説]催眠術を論ず 社会に害あるやいなや、が緊急課題」『読売新聞』[明治20.07.13]
1888 明治21 1
アメリカの手品師ノルトン一座、 1月から4か月に渡り、横浜・山手公会堂、東京・千歳座なので興行を行う。「麻睡術にて昏睡せる身体を空中に釣る」などの「奇芸」で人気を博す。なお、こ の興行の口上を行ったのが後に寄席で催眠術を行うことになる快楽亭ブラック。
またジャグラー操一の「東洋奇術」も「磁気術を以て看客の一人に通ずれば、其 の看客、技術者の意の如く或は舞い或は踊る」という演目で人気を博す。
馬島東伯、熱海で井上 円了と催眠について議論。従来の医学を生理療法とするならば、催眠に よる治療は「心理療 法」であるとする。

松本源太郎『心理学』(哲学館,明21?)の中に、哲学者の井上円了、医学者の馬島東伯による心理療法としての催眠についての記述。
元良勇次郎米国より帰国。東大にて精神物理学の講義 を開始。
『哲学雑誌』にも心理学関係の記事が増 え始める。

このころから『哲学雑誌』の批評欄・雑報欄に催眠術に関する記事が載りはじめ る(催眠術、魔睡の語、どちらも使われる)。「催眠術の解説」(21年8月)、「催眠術彙報」(21年10月)。後者は欧米の催眠文献にふれ、1880年 以来欧米で刊行された催眠術書は700冊、1886年だけで205冊に及ぶ、と紹介。
1889 明治22
初の催眠術に関する翻 訳小説「銀行奇談魔術の賊」(黒岩涙香(訳)、絵入自由新聞に掲載)。銀行員を催眠術で眠らせ、金庫の番号を聞き出すというもの。
『哲学雑誌』「魔睡術検究の二学派」(22年8 月)、巴里派とナンシィ派の二大勢力を紹介し、「今日では学者の多くはナンシィ派を正しとす」と述べたもの。

東京府癲狂院が巣鴨病院に改称。東京帝大医学部の榊俶が院長を兼務。
1890 明治23

馬島東伯、催眠術でコ レラを治す法話を東京で行う(9/18-30)。 『哲学雑誌』「魔睡と犯罪」「『メスメリズム』と催 眠術」(23年10月)
1891 明治24

馬島東伯、日本最初の 催眠術病院を開設 尾崎紅葉「紅白毒饅頭』(読売新聞)で、蓮門教批判 キャンペーンで部数拡大
1892 明治25 2
近藤嘉三『魔 術と催眠術』、幻術を西洋伝来の“催眠術”をもって説明。また“催眠術”を人間精神の力の解放のための前段階と位置づけ。 読売新聞の付録に馬島 東伯翁の「新生理論付催眠術」(3/4-3/8)

馬島東伯、脊柱湾曲症の催眠治療について帝国大学で演説
(イギリス医学会が催眠の治療的価値を研究する委員 会を設立し、その価値を認める報告を出す。欧米の催眠研究は一つのピークをむかえた)
1893 明治26
耶蘇教一派の仏教攻撃 に対して、仏教側から平松理英師が催眠術利用の邪法と反撃。

榊俶、東京帝国大学精神病学教室院にて催眠術の実習 を行う。
夏目金之助(漱石)アーネスト・ハートの「催眠術」を翻訳。「哲学雑誌」に掲載(25年5月)。
『哲学雑誌』「催眠術に罹る人の国別統計」(25年7月)
1894 明治27 2 近藤嘉三「幻術の理法 附神と幽霊」
「精神病者取扱心得」、警視庁により制定。

「万朝報」蓮門教批判キャンペーンで部数拡大
1895 明治28



1896 明治29
落語家の快楽亭ブ ラックの催眠術の実演が寄席で人 気に。
「中央新聞」天理教批判キャンペーンで部数拡大
1897 明治30
「催眠術を使った人気 の西洋手品、化けの皮はがされる」『読売新聞』[明治30.12.11]
ある術者の過失から 誤解・批判を 招き、催眠術下火に(中村古峡による)

大橋又太郎編「日用百科全書;第24編 秘術伝法」(明30.11)に、催 眠術の部(催眠術の歴史/催眠術の定義と感通/催眠術を施す法/感通 の段階 195/半身催眠術/催眠術の身体的結果/催眠術の精神的結果/サツゼスション即ち触指/催眠術の利害の各項目)あり。
榊俶の死後、法医学を専門とする片山国嘉が精神病講座を兼務。
1898 明治31



1899 明治32


東京脳病院・戸塚脳病院、開設。
1900 明治33

小野福平、宇都宮で催眠の民 間研究組織『大 日本催眠奨励会』を設立、このあと東京本郷に拠点を移す。 「精神病監護法」公布。
1901 明治34
「海外事情 米国の催 眠術 火星の文かく女現る」『太陽』1901.2.5

「催眠術の失敗 湯島神社境内の見せ物で大奇術、狂言の兄妹ら取り調べ」『読売新聞』[明治34.10.12]



松本亦太郎、東京帝大に赴任、実験心理学を講義。

呉秀三、ドイツ留学から戻り、 東大医学部の 精神病講座を担当

井上円了「妖怪学雑誌」24-5号に催眠術の説明に生理的説明と心理的説明があることを記載。
1902 明治35 1

ハーバード大、エール 大で催眠を学んだ山口三之助(Ph.D)、帰国後「催眠学「サイミンガク」 を提唱し、『帝國催眠學會』設立。 日本神経学会発足。
1903 明治36 12 平井金三、松村介石ら 『心霊的現象研究会』(通称、心象会) の活動本格化、テレパシー、透視、こっくりさんの実験・研究を行う。

竹内楠三訳編「近世天眼通実験研究」,明36.5、 諸外国〈超能力者「チョウノウリョクシャ〉 とその研究紹介

清原御 船千鶴子(のちの千里眼事件主役の ひとり)に催眠術をかけはじめる。やが て千里眼ができると暗示するようになる(千里眼事件の発端)。

佐々木九平催 眠術に於ける精神の現象」(矢島誠進堂,明36.12)。狐憑きを催眠現象として説明。またイエス・キリストが薬物を用いず多くの病者を救った理 由として、信者たちの自己暗示を指摘。
元旧制中学の校長で あった竹内楠三、海外の文献を渉猟し書いた3冊の催眠書(催眠術自在:学理応用,明36.3; 実用催眠学」,明36.6; 読心術自在:心理作用」,明 36.9 )がベストセラーになる(なお、竹内は心理学、生理学、病理学(精神病学含む)の 知識なき者の催眠の使用をこの時代から戒めていた)。
これを受けて、以後多くの催眠術教授書が出版される。

大日本催眠術協会編「催眠術講義録;第1−6巻
山口三之助著「
教育上に応用したる催眠術」,明36.10(催眠 学叢書;第1編)

陸軍軍医、富永感応催眠術秘訣』を刊行催眠はそれ自体ではも ないと断定一方で〈精 神作用「セイシンサヨウ〉の強力さ を主張)。

静岡師範学校教 師、桑原俊朗、 依願退職し東京に て『精神研究会』(民間の催眠研究団体)設立。また精神 第一 催眠術を著アラわす。医学イガクに対タイする催眠サイミンジュツの優位ユウイを主張シュチョウ
福来友吉  神経学会総会(東京帝大)にて「催眠の心 理 学的研究」を発表。同年秋より「国家医学会雑誌」に催眠術に関する論説がスタート。

「日本」「東奥日報」などに、催眠術を使う「山師的医師」(民間の治療者)を批判・告発する記事、催眠の取り締まりを求める。
「催眠術の取締規則制定へ 山師的医者が横行、弊害広がる」『読売新聞』[明治36.05.05]

青山脳病院、開設。

宮崎県の休職中の 小学校教員、「心理学を応用した」なるものを提唱し、患者治療新聞広告し、宮 崎郡医会から告発刑 法256違反われ、第 一審では罰金50第二審では逆転無罪となる〈宮崎県医業被告事件〉。
1904 明治37 19
「催眠術の詐欺 有料 の伝授、魔睡剤使用が露見し伝授料返還告訴」『読売新聞』[明治37.09.11]
小野福平、雑誌『催眠術界』 を発行。同時に『大日本催眠奨励会』を『大日本催眠学会』に改組。

小野福平・山口之助民間催 眠家ら、催眠術取締 りの動きに反対する建議書上 奏

山口三之助著「実用催眠術講義」,明37−38。

古屋鉄石(景晴)『催 眠術治療法』(大日本催眠術協会, 明37.9)
東京帝大文科大学の授業規定、試験規定の改訂。これ により心理学科が哲学科の一科目ながらも、独立した学科として認められる。

福来友吉らの論説「催眠術及びズッ ゲスチオン論集」として発刊。

前年の宮崎県私為医業被告事件の第二審無罪を受け て、東京帝大にて27人の医学者・法学者により「催眠術取締法に関する相談会」、開かれる。

「内務省、薬律法案など提出見送る/催眠術取締法の発布急ぐ」『読売新聞』[明治37.08.31]

1905 明治38 13
幸田露伴「術ジュツ」比 べ」(催眠に関わる人々についての喜劇コメディ)。
大阪の開業医、至田清を会長とする 「東洋催眠學會」 結成。
小野福平「催眠術治療精義」,明38.4。
古屋鉄石『催 眠術独稽古』(大日本催眠術協会, 明38.7)
福来友吉『催眠心理学概論』(成美堂, 明38.6)
福来友吉『心 理学教科書』(宝文館, 明38.9)
1906 明治39 9


サイミンオ ウヨウリンショウイガクテキケンキュウ福来友吉『催眠心理学』(前年の「概論」を増補改訂 したもの)、小野福平らの民間催眠家による流行に言及、また催眠術の学術研究の再興を明治36年に求める。加えてメスメル以来催眠の研究が医学において行 われたことに言及。このため催眠は臨床効果あるも、いまだ理論が貧困であるこ とに警鐘。催眠の応用/臨床は医学的研究であるも、催眠の原理・基礎研究は心理学の領分と主張す る。

「医師法」施行、 それまで「医業開業試験」の科目な どで間接的に規定さ れていた医療関係者の身分を法的に確 立
1907 明治40 7 上野柳眠「催 眠心理学」弘法大師、阿部晴明、文覚上人の奇跡を催眠と記載。  催眠術秘伝書」,明40.2。
古屋鉄石『催 眠術治療法』(大日本催眠術協会, 明40.5)
福来友吉『心理学講義』(宝文館, 明40.7)。
1908 明治41 8
平井金三、松村介石ら 『心霊的現象研究会』、雑誌『道』を刊行。

清原猛雄、義妹の御船千鶴子(のちの千里眼事件の主役のひとり)に、深呼吸をして無我の境地に至ったならば万物が透視できると暗示、毎朝試みるように命じ る。

渡邊藤交、京都で日本心霊学会を設立。
万朝報、第三師団騎兵 隊の将校の間に催眠術の流行と、この将校らが徒に村の子供に未熟なる催眠術をかけ覚醒法が不十分なために「脳「ノウを狂わせ殆ど白痴となれり」と人道問題となったことを報じる (明治41.8.28)。

大日本催眠学会編「精神療法:催眠術応用」,明41.8−2版

古屋鉄石『反 抗者催眠論』(博士書院, 明41.12)
福来友吉、東京帝国大学助教授に。

」シコウ「警 察犯処罰令」施行、「濫に催眠術 を施したる者」に「30日以下の拘留または20円以下の科料」をかす規定を盛り込む。これ以後、催眠術師の「霊術家」への転向が相次ぐ。
1909 明治42 8
福来友吉、熊本の御船千鶴子をる(熊本高等クマモトコウトウガッコウ工 業学校勤務友人熊本から、地元熊本での評判く)。

「遊神夢魂術」(本多嘯月)『新小説』 1909.5
「催眠術の大魔力」『冒険世界』 1909.5

渋江易軒「嶄新催眠術」,明42.3
渋江易軒「心象及び其の実験」,明42.3
渋江易軒降神術:Spiritism 原理応用」,明42.4
渋江易軒「自己催眠術自在:原理応用」,明42.4
渋江易軒「遠距離催眠術:学理応用」,明42.5
渋江易軒「人身磁力催眠術」,明42.6

古屋鉄石(景晴)催 眠宗教論』(博士書院, 明42.8)
森鴎外「魔睡」(『ス バル』1909.6) を発表。医師が診察した女性に「魔睡」をかけ婦女暴行に及ぶものとして話題に。


東洋催眠学会創立ノ趣意及緒言,実験,規則」,明42.11−訂3版

森下幽堂「心理応用脳神経衰弱
小野副平小野催眠学オノサイミンジュ ツ
風水軒主人「統制医者気質」『東京朝日新聞』 1909.2.21〜4.27。50回に渡り、市立病院・大学病院・軍医などの問題点を指摘、一大キャンペーンを展開。

『万朝報』「医科大学の乱脈」1909.3.27〜29。東京帝大医科大学について教授の内職問題・博士乱造問題を批判。

竹内楠三著「独文クレムペレル診断学:詞学的文法的詳解;第1,2」,明41,4


1910 明治43 10 高橋五郎「心霊万能論」,明43.2。唯心論の復活を説き、X線、ラジウムの発見は、物質が薄弱なものであると教えたと 主張。

福来友吉、御船千鶴子について
実験を試 み、研究すると判断する。4じく千鶴子能 力注目していた京都帝大医学部教授今村新吉と、共同実験実施以 後、福来は実験くの学者参 加するように根回しし、全国れる「千里眼「センリガン能力者積極的追 試していく。
今村新吉、6〜7
にかけて実験結果を『大阪朝日新聞』に連載(「透 視「トウシい て」)

名古屋新聞、御船千鶴子の千里眼ばかりか、精神治療数百人遠 隔治療う など)をじる。
これ
以後全国千鶴子模倣催眠術で の超能力発現)が相次ぐ。

竹内楠三『千里眼』、明43.9、京都大阪われた千 鶴子公開実験評価
心霊学人著『神 通力』明43.10、「 不可思議の現象・文学博士・福来友吉」 に一章を割く。

11
、福来、「千鶴子上 回能力者」として丸亀長 尾郁子る。郁子の透視能力驚嘆した福来は、かべたものを写真実 験む(「念写」実験)。
新聞報道加熱し、「念写」実験へ次々特 派員む。
精神研究会「催眠術案内書」,明43.8

平井金三「家庭の催眠術」『新小説』  1910.8

村上辰午郎、神奈川県の農業補習学校で催眠の実験を行う。
村上は倫理学、教育学(農業道徳、農業教育)を専門とし、東京帝大農科学校、東京高等蚕糸学校、東京農科大学などで講師を勤める学者であった。以後、全国 の農業系学校で催眠の実験と講話を続けていく。

「念写」実験に対するアカデミズムからの批判、強ま る。
1911 明治44 5
1月、御船千鶴子が自殺。
2月、
長尾郁子が病死。
催眠にかかると早死にするとの流言が広がる。

新聞各社、次第に 「千里眼「センリガン」に否定的な論調にか わっていく(千里眼に好意的だった記者の 左遷が噂される)。

来原木犀庵『通 俗霊怪学』、「好奇心に出づる催眠術の流行は近来漸くその流行を減じたかの観があるが、治病矯癖に於ける催眠術の応用は未だ中々に衰えはせで之を 営業となす者に増加するは実に驚くばかりである」と記す。
(催眠術は排除の対象 となり、「科学」の陰画、「いかがわしさ」のメタファーとして機能しはじめる(cf.『催眠術の日本近代』p.156〜)
谷崎潤一郎「幇間」『スバル』1911.9。お座敷芸としての(だましのテクニックとしての)「催眠術」。
谷崎潤一郎「秘密」『中央公論』1911.11。秘密の隠れ家にふさわしい小道具としての「催眠術書」。
1月、物理学者、山川健次郎(東大総長)、丸亀へ乗り込み「念写」の検証実験に乗り出す。しかし、実験は不可解な 中断に終わる。

以後,物理学者ら、講演会・書物・新聞記事などを通じて、「千里眼」批判を展開。
1912 明治メイジ45/
大正タイショウ
6
古屋鉄石『催 眠術宝典』(精神研究会, 明45.1)
古屋は明治30年代から催眠書を数多く出版し、明治末期には「大日本催眠術協会」を主宰していたが、大正期に入って「精神研究会」を主宰する霊術家となっ ていた。
村上辰午郎『最 新式催眠術』(成美堂, 明45.2)。
村上辰午郎『最 新式実験催眠術講義』(金刺芳流堂, 明45.5)。

1913 大正2 4
8月、福来友吉『透視と念写』を刊行。新しい能力者、高橋夫人の存在を示し、改めて物理学者たちとの共同実験を呼びかけ る。が、かつての共同実験者であった今村新吉も含めて、応じる学者は現れず。
大槻快尊「精神療法の話」『心理研究』 1916.1。正統的な精神療法を定義し通常の医学(身体療法)との併用を是とし、精神療法を無限に拡大解釈する者(無意識論者、精神万能論者、心霊神秘 力論者、宗教的信仰論者の4つに分類)たちを批判。

10月、東京帝大助教授である福来友吉に休職の辞令 (事実上の追放処分、「千里眼・念写騒動」の終結)。
1914 大正3 6
村上辰午郎『村上式催 眠術』(大正婦女社会, 大正3)。
1915 大正4 4

村上辰午郎『村上式注 意術講話』(明文堂, 大正4)。悪名高くなった「催眠術」の名をかえて、「注意術」の語を使いはじめる。

田宮馨『催眠治療術』(福来書院, 大正4)
休職満期 となり、福来友吉、東京帝大を去る。
1916 大正5 6
福来友吉『心霊の現 象』(弘学館書店, 大正5-6)
清水芳洲『清水式瞬間 催眠法』(東京心理協会本部, 大正5)。
香山哲人『人心操縦法』(東雲閣, 大正5)

1917 大正6 10

谷崎潤一郎「魔術師」 『新小説』1917.1。神秘性・怪奇性がデフォルメされた「催眠術」像=「劇場内のあらゆる人間が、魔術師の与える暗示の通りに錯覚を感じる」

のちに日本超心理学会会長をつとめた心理学者小熊虎之介、仙台で清水芳洲(英範)に自己催眠術を教授される。
『変態心理』催眠術革新号(1917.10)『変態 心理』中村古峡を主幹に
から日本精神医学会から発行(1917.10〜1926.10)。執筆者には井上哲次郎、森田正馬ら精神医学者をはじめ、心理学者の小熊虎之助と小俣内虎 夫、法学者の穂積重遠、他に南方熊 楠、柳田國男、 金田一京助、長谷川如是閑、吉屋信子、岡本のぶ子などがいた(福来友吉もまた執筆者のひとり)。 中村古峡自身、漱石門下の文学者であり、東京帝大英文学科卒→東京朝日新聞を経て、東京医専で精神医学を学んだ異色の人物。
1918 大正7 8
清水芳洲『清水式催眠 術速解』(東京心理協会本部, 大正7)。
1919 大正8 4
古屋鉄石「宗教上の奇 蹟と催眠術」『武侠世界』1919.9

清水芳洲『微妙なる霊能の働き』(東京心理協会, 大正8)。

福来友吉『四国巡拝の動機と其の感想』(高野山讃岐別院, 大正8)
芥川龍之介「魔術」 『中央公論』1919.9〜10。「欲のある人間には使えない」魔術としての、極めて強力でリスキーな「催眠術」像。

清水芳洲『最も進歩せる清水式催眠法』(二松堂, 大正8)。
清水芳洲『自己催眠法の極意』(東京心理協会, 大正8)。

1920 大正9 5
清水芳洲『誰でも容易 に熟達する催眠施術法』(東京心理協会, 大正9)。
清水芳洲『臨床暗示清水式心理療法』(東京心理協会, 大正9)。

中村古峡『学理的厳正批判大本教の解剖』(日本精神 医学界, 大正9)
1921 大正10 3
清水芳洲『精神療法病 は気から』(二松堂書店, 大正10)。



中村古峡『催眠術講義』(日本精神医学界, 大正10)
森田正馬(のちの森田療法の創始者)、「精神療法の基礎」『変態心理』1921.1、で「催眠術は一時盛んな流行のようになって、其価値は大分誇張された が、此頃次第に下火になった。然るに之に代わって此頃多く有害なる迷信に陥る処の種々有難そうな名目を以てする処の諸種精神療法(大霊道、リズム学、気合 術、念射療法等の如き)が益々流行するようになった。之は要するに一般の人に慣れて余り有難味のなくなった催眠術の名を代え、心霊という仮面を被ったとい う迄のものである。総て是等の類は皆一の暗示療法であって、其原理は皆呪詛禁厭と同一のものである」と指摘。

1922 大正11



1923 大正12 1
福来友吉『生命主義の 信仰』(日本心霊学会, 大正12)
有島武郎と心中した波 田野秋子、夫の波田野春房に責められ、ついには催眠術をかけられて、有島との関係を白状する(女性の性的な秘密を暴露させるための「催眠術」)。
松岡孝一郎『医学的精神療法催眠術講義録』(東京精 神医学会, 大正12-14)
1924 大正13 1

古屋鉄石『新催眠療法 講義録』(精神研究会, 大正13)
田宮馨編『神秘流催眠術教授書』(帝国神秘会,大13)

1925 大正14 1
福来友吉『観念は生物 なり』(日本心霊学会, 大正14)


1926 大正タイショウ15/
昭和ショウワ
1

村上辰午郎『注意術の 手ほどき』(金刺芳流堂, 大正15)。

1927 昭和2



1928 昭和3 1



1929 昭和4 1

村上辰午郎『精神統一 心理実験』(明文堂,昭和4)。
自らも東京心霊研究会を主宰していた村上はこの著の中で「身体にくぎを刺したり刀を身体にあてたり」する技術をつかって「霊術だ心理実験だと言い触らし」 「愚民を釣ろうとして居る者」に対して、「露骨にいえば偽霊術」と批判している。

1930 昭和5 1


11月、警視庁、療術行為に対する取締令を公布。
この後、各県警も同様の規制を行ない、霊術は次第に姿を消す。
1931 昭和6



1932 昭和7 2
福来友吉『心霊と神秘 世界』(人文書院, 昭和7)(後期の福来友吉の代表作)

「催眠術と犯罪」(ドクトル・トーマ)『犯罪科学』 1932.12
1933 昭和8



1934 昭和9 1

藤本正雄、日本生命か ら派遣されペンシルバニア大学へ留学。以後3年間、販売心理と催眠を学ぶ。
1935 昭和10 1
福来友吉『国体明徴』 (神宮礼拝協会, 昭和10)


1936 昭和11 2



1937 昭和12
田宮馨『不可思議術伝 授録』 (帝国神秘会, 昭和12)
田宮馨『念力増大法』 (帝国神秘会, 昭和12)



1938 昭和13 2
田宮馨『奇蹟実現法』 (帝国神秘会, 昭和13)

福来友吉『日本精神の 核心』 (皇道日本叢書 ; 第5輯)(皇道日本協会仮事務所, 昭和13)
福来友吉『敬神崇祖の信仰と婦人道徳』(皇道日本叢書 ; 第6輯)(皇道日本協会仮事務所, 昭和13)

「国家総動員法」公布(1938.4.1)

青山薫『催眠術応用人心操縦術』(精神科学研究所,1938.4.10)
1939 昭和14 1



1940 昭和15

田宮馨『暗示の秘訣』 (帝国神秘会, 昭和15)

1941 昭和16


「迷信研究家」石川雅章、隣組や常会の集まりが、 「デモクラティック」な危険思想の温床ともなる「迷信邪教」によって利用されていると批判。これら邪教が、早期に医者を受診すれば簡単に完治する病気に、 「怪しげな精神第一主義のお説教」や「催眠術類似の施術」を強要している、とも。(『読売新聞』夕刊、昭和16.2.18)
1942 昭和17



1943 昭和18



1944 昭和19



1945 昭和20



1946 昭和21



1947 昭和22



1948 昭和23 1
「これが無我の境地  催眠術」『アサヒグラフ』1948.4.28

日本応用心理学会において、中村古峡による催眠の講 演が行われる。
1949 昭和24


竹山恒寿「催眠術とは 何か」『新風土』 2(6) [1949.06]。この竹山は慶應大学精神科の医師であり、後に若手の精神科医、前田・蔵内両氏の指導に当たった人物。

1950 昭和25 2


竹山恒寿『催眠術と暗示療法』 (医家叢書 ; 第22)( 日本医学雑誌, 1950)、戦後最初の催眠研究書。

成瀬悟策「催眠分析療法について」『臨床心理と教育 相談』 1(3) [1950.07]
この成瀬に加え、戦前の『変態心理』の執筆者であった小熊虎之助と小俣内虎夫らが共同研究者として、東京教育大に催眠研究の中心ができる。
1951 昭和26



1952 昭和27 1



1953 昭和28 1


成瀬悟策,小保内虎夫「後催眠性幻覚状態における心 像の分解と融合-2-」『心理学研究』24(3),203〜217,1953 (日本心理学会)
1954 昭和29 1

高橋雅春「鑑別技術と しての催眠術」『刑政』 65(10),74〜77,1954(矯正協会)

1955 昭和30
南波杢三郎「心理学的 捜査と催眠術および千里眼・伝心術 上- 下」 『警察学論集』. 8(8)-(9)[1955.08-09]

「原子時代にも催眠の謎」『文化生活』 1955.8

成瀬悟策「児童精神医学における催眠」『児童心理』 9(11),65〜71,1955 (金子書房)
1956 昭和31 1
「催眠術大いにはや る」『週刊新潮』 1956.5.1
「海外夜話 アメリカで催眠術プーム テレビにまで」『サンデー毎日』1956.6.10
「ベストセラーになった催眠術秘話(ハーバート・ブリーソ)」『リーダーズ・ダイジェスト』1956.8


全国組織 の研究会として「催眠研究会」(のちの日本 催眠医学心理学会)設立

成瀬悟策「催眠療法の理論的問題」『青年心理』7(1),1956 (金子書房)
成瀬悟策「催眠面接法について--臨床心理学の一方法」『東京教育大学教育学部紀要』52〜71,1956(東京教育大学教育学部)
1957 昭和32 3
モーレー・バーンスタ イン著,仁宮武夫訳『録音された前世 : 驚異の催眠術』(白光社, 1957)

「はなしのたね 催眠 術を麻酔薬代りに(イギリスで)」『サンデー毎日』1957.1.20
セ ツリツネンダイシゼンショウメツ「日本催眠学会」、明 治・大正・昭和と三代を通じて通信教育を通じて催眠の普及につくした田宮馨ら設立する(60年代に は自然消滅)。

小菅一男『催眠術の習い方—小菅式精神統一法応用』(金園社,1957)

1958 昭和33 2

レス・ギブリン『新・ 人心操縦法』(ダイヤモンド社, 1958)

1959 昭和34 4
ラジオ東京テレビの番 組「私は知りたい」に評論家の大宅壮一出演。慶応医学部出身の竹山恒寿(当時、湘南病院)が大宅氏に催眠をかけるところが放映された。「大宅氏が、他人の 命じるままになったのはこれがはじめてだろう、と言われている」(藤本正雄『催 眠術入門』口絵写真より)


「催眠術で病気がなお る」『週刊現代』1959.7.5
「座談 催眠術から空飛ぶ円盤まで」(徳川夢声/他)『女性自身』1959.8.28
「催眠術の使い道」『朝日新聞』1959.11.29

藤本正雄『催 眠術入門』(光文社)がベストセラーに。 成瀬悟策『催眠面接の技術』(誠信書房, 1959)
1960 昭和35 5 「人間面接(藤本正 雄)」『朝日ジャーナル』1960.1.17
「ここに生きる 催眠術先生」『朝日ジャーナル』1960.10.16

成瀬悟策『催眠』(誠信書房, 1960)、海外の研究に、成瀬を中心とした東京教育大学の催眠研究を加えたこの時期の催眠研究の結晶。

蔵内宏和,前田重治『現代催眠学』(慶応通信, 1960)、戦後初の催眠研究書を著わした竹山恒寿門下の精神科医らによる本格的な催眠研究書。

1961 昭和36 1
「私は催眠術で非行少 年を更生させた、ピタリと直すある保護司の秘術」(赤川今夫)『週刊公論』1961.2.27
「医学界の、"魔術師"注目を浴びる催眠療法」『サンデー毎日』1961.7.9


1962 昭和37 2
「“人間改良”する催 眠術 アメリカ医学、科学界の隠れたブーム・暗示療法」『週刊サンケイ』1962.3.26
「来るか?催眠術時代 経営や教育にも進出」『サンデー毎日』1962.8.19
「催眠術で、“勝負”に勝とう」『週刊読売』1962.8.19
「かかり過ぎたTV催眠術騒動 "聴視者への挑戦"に意外な結果」『週刊現代』1962.9.23
「素直な奴ほどよく眠る催眠術」(富永一朗)『地上』1962.10
「社交に役立つ催眠術応用法(田宮馨)」『日本』1962.11


催眠研究会を学会に改組し、「日本催眠医学心理学 会」設立
1963 昭和38 10
エリ・ワシリエフ『催 眠・心霊・タナトロギー』(白揚社, 1963)
イスマ・ヴィスコ『神秘術とは何か:催眠術から占いまで』(潮文社, 1963)
山口彰『ビジネス催眠 術入門:隠れた実力を発揮する法』(講談社, 1963)
J.H.シュルツ,成瀬悟策『自己催眠』(誠信書 房, 1963)
河野良和『自己催眠術:成功のカギ無意識層を活用する法』(富士書店, 1963)
1964 昭和39 5


林茂男『催 眠入門 』(誠信書房, 1964)
1965 昭和40 7
恩田彰「修養と創造性 訓練における催眠」『教育と医学』13(9),851-855,1965(教育と医学の会 編/慶應義塾大学出版会)

レスリー・レクロン『自己催眠による禁煙法』(恒文社, 1965)
池見酉次郎「国際心身医学・催眠学会に出席して」 『精神身体医学』5(3),136,19650601 (日本心身医学会)

栗山 一八「車酔い対策としての催眠」 『教育と医学』13(9) [1965.09]
1966 昭和41 3
「静かなブームをよぶ 催眠術の正体・自己催眠でキミのストレスを追放できる」『平凡パンチ』 1966.12.26


栗山一八「持続催眠法」『精神身体医学』6(2), 109,[1966.04] (日本心身医学会)

成瀬悟策『教育催眠学』(誠信書房, 1966)
レスリー・M.ルクロン『催眠療法』(誠信書房, 1966)
1967 昭和42 4

「医学に、“催眠術” を応用 乱用は前世紀の“魔術”への逆行」『週刊言論』 1967.8.16


第4回国際催眠心身医学会を京都で開催:会長:池見 酉次郎

池見酉次郎『催眠—心の平安への医学』(NHKブックス, 1967)
1968 昭和43 8

片山 竜二 ; 林髞 ; 藤本正雄「頭に賭ける--大脳開発から催眠術まで(座談会) 」 『別冊中央公論. 経営問題』 7(1) [1968.03.]、能力開発としての催眠

「私は世界一の催眠術師カラカバ」(ルードゥィック・コカ)『勝利』 1968.3
「忍術の正体は催眠術だ」(森菊蔵)『20世紀』 1968.4

大谷宗司「超心理学と催眠との関係について」『防衛大学校紀要. 人文・社会科学編』 (通号 17) [1968.09]
多湖輝,加藤隆吉,高 木重朗.『催 眠誘導の技法 』(誠信書房, 1968)
守部昭夫『暗示によるストレス解消術』(近代セールス社, 1968)
坂上肇『セールス催眠術』(海南書房, 1968)
小菅一男『催眠術の習い方:小菅流精神統一法応用』(金園社, 1968)
山口彰『5分間催眠術:深層暗示による才能開発の秘法』(大和書房, 1968)
守部昭夫『人 間を変える:部下を変え自己を革新する心理学』(日本実業出版社, 1968)
成瀬悟策『催 眠面接法』 (誠信書房,1968)
1969 昭和44 11

「“美人になれる”催 眠術道場入門記“太りすぎや美容に効果テキメン”て、ほんとかしら」『女性セブン』 1969.2.12・19合併

フライターク『催 眠分析の基礎:催眠と身体心像』(岩崎学術出版社, 1969)
成瀬悟策(編)『心理学的リハビリティション(催眠シンポジアム1)(誠信書房, 1969)
木村駿『暗示と催眠の 世界:現代人の臨床社会心理学』(講談社現代新書,1969)
1970 昭和45 10
レクロン『自 己改善法:潜在意識と自己催眠』(創元社, 1970) 竹山恒寿、成瀬悟策、 内山喜久雄(編)『催眠学講座1概説2技法3基礎研究4教育・産業 5医学』(黎明書房, 1970〜71)、慶応の竹山、東京教育大出身の成瀬、内山による、この時点までの日本の催眠研究の集大成。

1971 昭和46 8


バーンズ『催 眠力』(白揚社, 1971)
成瀬悟策(編)『イメイジ(催眠シンポジアム2)』(誠信書房, 1971)
成瀬悟策(編)『自己制御・自己治療(催眠シンポジアム3)』(誠信書房, 1971)
1972 昭和47 6

多々良純『相手を説得 する催眠法』(グランド・ツーリング社, 1972)

1973 昭和48 4
世和玄次『プロ催眠術 師』(日本文芸社, 1973)

「催眠術遊びで「ホン トにかかった子」と「かけた子のテクニック」の現場報告」『週刊新潮』 1973.12.13
時川匠『催眠勉強法』 (アロー出版社, 1973)


ヒルガード『催眠感受性』(誠信書房, 1973)

河野良和『自 己催眠法入門—自律訓練法の効果的進め方』(河野心理教育研究所,1973)
1974 昭和49 9

「タウン TVで見た 催眠術から中学生の失神騒ぎ」『週刊新潮』 1974.7.11
「超能力・スプーン曲げブームのおつぎは“催眠術遊び”少年少女がTVをまねてフラフラ」『週刊大衆』 1974.7.11
「集団失神・ノイローゼ騒ぎの催眠術・こっくりさん遊び大流行を追跡」『週刊朝日』 1974.7.12
「コックリさん、催眠術が危険な大流行 日本中で小中学生が集団失神」『週刊明星』 1974.7.14
「特集 オカルト人間 あなたの前世を教える超催眠術師が評判」『週刊現代』 1974.7.18
「心霊術解けず女子高生三日間半狂乱ー文化祭で危険な実験と教師」『毎日新聞』1974.10.2 
「催眠術のモルモットが告白した催眠実験の意外な結果」(飯干晃一) 『平凡パンチ』 1974.10.28
「シリーズ日本−に挑戦 引田天坊に10人がバッサリ/人間ブリッジや金しばりの術」『女性白身』 1974.11.14
「インポ・早漏・不感症などズバリ/セックスの悩みを解消する催眠術性愛法」『マネーライフ』 1974.11.15

藤本正雄『催眠術・テレパシー入門 』(池田書店, 1974)
田宮馨『催眠術入門』 (潮文社, 1974)

世和玄次『催眠技術独習』(日本文芸社, 1974)
守部昭夫『催眠技術入門』(日本文芸社, 1974)

丸井文男「自己催眠状態において殺人未遂事件を惹起 した一症例の研究」『名古屋大學教育學部紀要』21,151-168, 1974(名古屋大学)
1975 昭和50 10 本山博『催 眠現象と宗 教経験』(宗教心理学研究所出版部, 1975)

宮光一郎『SEX催眠術』(スポーツニッポン新聞社出版局, 1975)

「不感症も便秘も、ヒ ステリーだって完治する催眠術の権威、田宮馨(83)さん」『週刊女性』 1975.2.11

「女患者7百人目でやっとバレた「和製マンソン」催眠のSEXの手口、北野正治(43才)」『週 刊文春』 1975.2.26
「インチキ催眠術のエッチ療法」『週刊読売』 1975.3.1
「ワイセツ行為もあった催眠療法師の一稼ぎ」『週刊サンケイ』 1975.3.6

「インチキでないまともな、“催眠術”? 2日間の科学的・良心的なセミナー公開」『週刊読売』 1975.3.22

「学力を急上昇させると評判の、教育催眠とは」『週刊現代』 1975.3.27
「おんな攻略セミナー 快楽3倍だれにもできる催眠セックス」『アサヒ芸能』 1975.4.17
「催眠教育 子供のIQ知能指数が10から20も上っちゃう新しい勉強法、家庭でも」『女性自身』 1975.4.17

「特別企画催眠術 催眠術はだれにでもマスターできる(遠藤周作/高岡正/福田茂勝/加藤隆吉/高木重朗/他)」『週刊読売』 1975.7.5
「“催眠術”奥義は教えられないよ、悪用されるとタイヘンだからね、丹波哲郎の手ほどき」『週刊読売』 1975.7.12
「“スモーキングSEX”で女のコがたちまちアヘーッ!!「下半身催眠法」によるSEX大革命」『プレイポーイ』 1975.8.5
「まじめな方だけに…催眠術を教えます」『週刊読売』1975.8.30


西村英夫『絵ですぐわ かる催眠術入門』 (北辰堂, 1975)
バーバー『催眠』(誠信書房, 1975)

成瀬悟策(編)『教 育催眠学(催眠シンポジアム5)』(誠信書房, 1975)
成瀬悟策(編)『行動療法(催眠シンポジアム6)』(誠信書房, 1975)
1976 昭和51 5
「テレビ催眠術で一家 3人が頭痛と吐き気に襲われひと騒動!」『週刊平凡』 1976.6.10
「ダイジェスト 三つ数えろ、ショー化した催眠術とその本当の効果」『週刊新潮』 1976.8.5

成瀬悟策らにより 「日本教育催眠学会」 結成

門前進「意志動機の葛藤--催眠による計算作業における誤りの分析」『心理学研究』47(1),p9〜18,1976 (日本心理学会)

成瀬悟策(編)『実験催眠学(催眠シンポジアム4)』(誠信書房, 1976)
1977 昭和52 7
「ひとりでできる美し くやせる自己催眠法」『週刊女性』 1977.11.22

成瀬悟策(編)『行動療法(催眠シンポジアム6)』 (誠信書房, 1977)
成瀬悟策(編)『サイコフィードバック(催眠シンポジアム7)』(誠信書房, 1977)
1978 昭和53 5

「松川武彦氏の「持続 催眠法」で続出する凄い学習効果」『週刊現代』 1978.7.6
「ニューライフ 催眠法(藤本正雄)」『週刊文春』 1978.7.6
「カバーストーリ「一獲千金の夢を催眠術でかなえられる!?」『週刊現代』 1978.8.3
「グラビア 催眠術で人をヌードに、パリのドミンク・ウエーブ’」『女性セブン』 1978.9.7
「情報バザール世界(珍)〈超能力〉の記録 同時に7人を10日間も眠らせつづけた人」『週刊読売』 1978.11.26

成瀬悟策(編)『宗教における行と儀礼(催眠シンポ ジアム8)』(誠信書房, 1978)
1979 昭和54 5

「夢をつかんだ人た ち、現代リッチマン物語一余技の催眠術で大ベストセラー/藤本正雄さん」『週刊読売』 1979.4.15

「アメリカで大評判の新療法・「自己催眠」ペチャパイがなんと8.3センチも大きくなった」『女性自身』 1979.8.23・30合併
根木哲郎「催眠で弓の 的中率が上がった (スポーツを科学する特集) 」 『科学朝日』39(7) [1979.07] 栗山一八「催眠療法の適用と限界」(心身医学におけ る各技法の適用と限界)『心身医学』19(2),125-130,1979 (日本心身医学会)

小山望・長谷川浩一「催眠に対する意識調査:発達心理学的視点から」『催眠学研究』 24, 35〜37, 1979(日本催眠医学心理学会)

成瀬悟策(編)『心理療法におけるイメージ(催眠シンポジアム9)』(誠信書房, 1979)
1980 昭和55 7 「三大学生の間でもク チコミで話題に、悩める男の“駆け込み寺”謎の女救世主」『女性自身』 1980.3.6

「催眠療法ほここまで進んだ わが国でも活用されている催眠療法(エミリー・ドレー/オラ・ドレール)」『リーダーズ・ダイジェスト』 1980.10


1981 昭和56 5


レスリー・M.ルクロ ン『催眠のすべて』(講談社現代新書, 1981) 江頭幸晴「乱暴な催眠誘導のあとに意識および身体障 害が発現した例」『人文学科論集』 41-53,1981 (鹿児島大学法文学部 編/鹿児島大学法文学部)
1982 昭和57 5

宇能鴻一郎『淡 月斎・催淫催眠術』(桃園書房, 1982)
H.B.ギブスン『催眠の科学と神話』(誠信書房, 1982)

三井田惇郎「観念運動系催眠技法」『千葉工業大学研究報告, 人文編』 p89〜103,1982 (千葉工業大学)
1983 昭和58 1

「ヘルスアンテナ 火 傷に催眠術」『週刊文春』1983.12.1

(環境音楽注目される。催眠・瞑想施設が急増)
川井正久 他「心身症に対する「催眠下ハリ刺激療法」の臨床」『全日本鍼灸学会雑誌』 32(4),p299〜303,1983/04 (全日本鍼灸学会)
三井田惇郎「肢体弛緩系及び威光暗示系催眠技法」 『千葉工業大学研究報告, 人文編』 p121〜131,1983(千葉工業大学)
1984 昭和59 1

「Science Sensor危険な催眠術」『Newton』1984.2
佐藤雅幸 安部孝 高橋伸次 堀居昭 長田一臣「催眠が筋出力パワーに及ぼす影響--繰り返し運動(膝関節伸展運動)の場合--」『日本体育大学紀要』14(1),1,1984 (日本体育大学)

1985 昭和60 3 愛 染恭子/サイコ催 眠エクスタシー」(アテナ映像,1985)発売。催眠、チャネリング物アダルトビデオの先駆け的作品。
催 眠術入門』(光文社)の著者 の藤本正雄氏が産業能率短期大学で開いていた市民講座の修了者を中心にして1960年代に結成された同名の団体を前身として、日本催眠学会設立。
1986 昭和61 2
福来友吉『心 霊と神秘 世界』の復刻(八幡書店,1986) 富永 茂樹「催眠と模倣--群衆論の地平で」『思想』(通号 750) [1986.12]
宮田敬一「エリクソンの催眠療法における間接的暗示 --2重拘束について」『新潟大学教育学部紀要, 人文・社会科学編』 27(2),p289〜295,1986(新潟大学教育学部)

門前進「催眠とセルフコントロ-ル〔含 コメント〕」『心理学評論』 29(1),p91〜106,1986
1987 昭和62 6

三上満良『潜 在パワー をひきだす奇跡の催眠療法』(現代書林, 1987)

「健康セミナー ビジ ネス・ストレスに勝つ催眠健康法 効果が高いと評判!」『週刊ポスト』1987.12.25
レスリー・M.ルクロ ン(レクロン)『自 己改善法—自己催眠のすすめ』(創元社, 1987) 斎藤稔正『催 眠法の実際』(創元社, 1987)
ダーントン他『パ リのメスマー』(平凡社, 1987)
1988 昭和63 6

「西洋新聞閲覧 テレ ビを使った麻酔術※アレルギー体質で麻酔が使えない患者に、テレビを利用して催眠術をかけ、外科手術を成功させた,ソ連」『週刊新潮』1988.4,28
「ニュース・スピリッツ ダイエットも学力向上も耳ダコで!?テレビ催眠術機を売る浪花の女商法」『週刊朝日』1988.6.17
田宮友亀雄『これが催 眠術だ』(不忘出版, 1988.7)

河野良和『催 眠健康法』(知的生きかた文庫)(三笠書房, 1988)
渡辺太郎「インポテンスの催眠法併用治療の1例 : 第12回日本心身医学会近畿地方会演題抄録」『心身医学』 28(7),636,1988(日本心身医学会)
1989 昭和64/平成 7

松浦信子「なぜか大モ テ,ソ連の集団催眠療法--唯物論も科学主義もまっ青!?」『Asahi journal』31(48)[1989.11.10] 
催眠神秘会『催眠術の極意』(エスエル出版会, 1989)
吉本武史、片山交右『こ の世はすべて催眠術』(アニマ2001, 1989)
守部昭夫『新・ 自己暗示の技法』(日本文芸社,1989.1.)


原野広太郎、生月誠「催眠療法による夜尿の治療例」 『教育相談研究』27,15-18,1989(筑波大学)
1990 平成2 6 松本道別[他]『霊 学 講座』(八幡書店,1990.3)
中杉弘『催 眠術の神秘』(日経企画出版局,1990.9
中杉弘『催 眠蓮華密教の秘法』(日経企画出版局,1990.9 
沢田源造『奇 術と催眠術』(プレイシリーズ ; 5)(集文館 ,1990.2.) 門前進『催 眠法による意志動機実現の二重過程』(風間書房,1990.12)

前田寛男「流言"口裂け女"の正体 : 催眠分析の症例からみた少女の深層心理」(第13回日本心身医学会近畿地方会演題抄録)『心身医学』30(2),182,1990 (日本心身医学会)
1991 平成3 7
ブライアン・L・ワイ ス『前 世療法—米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』(PHP研究所,1991)

中杉弘『不 道徳催眠術講座—モテモテの為の恋愛催眠術 強くなる為の武道催眠術』(日経企画出版局, 1991)

「不思議探偵局 精神 治療のみならず、肉体治療にも効果がある話題の催眠療法 最近の若い世代は、何故か集団催眠にかかりやすい。」『宝島』1991.4.9

「霊能の秘儀15回 桜井ゆみ 自分の前生や未来を体験できる時空療法「前生退行催眠療法」(藤田庄市)」『SPA!』1991.9.25
丸山悠司「気功による 催眠無痛化現象の科学的検証, 他」『薬物・精神・行動』11,344-346,1991

1992 平成4 8
福来友吉『透視と念』の復刻(福来出版, 1992)
中杉弘『催 眠術の神秘』(日経企画出版局,1992.4

「日本で最初のアメリカ型実践治療9回 自己催眠法を身につけて、自分が幸せになる力を引き出す(ジュディ・クリアンスキー)」『Hanako』 1992.8.20
「ニッポン霊術治療師列伝 催眠術※村上辰午郎、桑原俊郎、佐々木九平(田中聡)」『SPA!』1992.11.18
「書評 BOOKS 新刊ガイド「自分を生かす 自己催眠法」生月誠 悩みの克服や能力開発のために」『講談社週刊時事』1992.12.5
河野貴美子「催眠にお ける術者と被催眠者の脳波的関連性-脳波からみた催眠と気功の差異」『催眠と科学』 7,17-23,1992
成瀬悟策『催 眠療法を考える』(誠信書房, 1992)
成瀬 悟策 (編)「現 代のエスプリ 297
催眠療法
」 (至文堂,1992)

福来友吉『催 眠心理学』の復刻(日経企画出版局, 1992)
1993 平成5 11
「人気バラエティ番組 の「裏」を全暴露!超能力 山本文郎が「牛」になった!?、史上最強、催眠術師「本当の実力」※マーティン・セント・ジェームス」 『アサヒ芸能』1993.7.29
「ア然ボ〜然…これが、史上最強の催眠術師、のワザだ!!オーストラリアから釆たマーチン・St・ジェームスのテクニックに芸能人が翻弄された1日」 『FLASH』1993.9.28
「グラビア スナップ・ショット 男も女も脱がされて 世界一催眠術師のショー ※マーティン・St・ジェームスのショー」『週刊新潮』1993.9. 30
「平成5年の素朴な疑問27 Qll史上最強!?マーチン・ST・ジェームスの、催眠術ショー、つてヤラセじやあないの?」『FLASH臨増』1993. 11.15
「クリーク・ルポルタージュ 当世一催眠術、事情 そんなに簡単にかかるのか!?人気番組に見る催眠術の真相。」『クリーク』1993.12.5
中谷内一也「消費者心 理の落し穴-催眠商法の誘導テクニック(1),(2)」『繊消誌』 34,66-70,1993

多湖輝『催 眠術入門』(ごま書房, 1993)

加藤隆吉,高木重朗『催 眠技法の事典 』(東京堂出版, 1993)

加藤隆吉「催眠への誤 解をとく (スポーツに生かす心理技法特集)」『体育の科学』43(10) [1993.10]
遠藤幸彦,森隆夫,朝田薫,木村真人, 鈴木博子,鬼 頭諭,山寺博史,遠藤俊吉「IID-29 催眠状態における定量脳波分析に基づく検討(精神生理)」『心身医学』 33(抄録),132,1993 (日本心身医学会)
1994 平成6 14
「TVが作りあげた ブームの裏側 霊視vs.集団催眠 タレントが突然踊りだす・‥「催眠ショー」のWATARUが本誌で実験!」『VIEWS』1994.1.12

「大ブーム「TV霊能者」これが全カラクリだ!体験ルポ マーチンの「大催眠」に女性記者が挑戦「あなたはモンロー」の暗示に打ち勝った!」『アサヒ芸 能』1994.3.24

「大ブーム「TV霊能者」これが全カラクリだ!ライバル対決「気鋭の催眠術師」WATARUが憤激暴露「マーチンは子供ダマシのショーだ!」 (WATARU)『アサヒ芸能』1994.3.24

「札つきワイセツ「催眠術師」をテレビ出演させた貴任 ※医師法違反で逮捕された元日本催眠学会理事長・加藤隆吉(洋二)が出演したテレビ番組」『週刊新 潮』1994.4.28
「PEOPLE 事件 催眠術をかけて、セックス治療、無資格診蝶で逮捕されたエロ偽医者の「手口」※加藤隆吉(洋二)・東京催眠心理研究所所長」『週刊 現代』1994.4.30
「ニュース・ジャンクション 「テレビでおなじみ」だった女性の敵 催眠療法のイカサマ ※「東京催眠心理研究所」所長が医師法違反の疑いで逮捕された」 『週刊読売』1994.5.1

「[オカルト体験]戦々恐々  リポート 催眠術 伊集豊州「アナタは自分の名前を忘れてしまいます」と言われイザ書こうとしたら‥・」『SPA!』 1994.8.31
 
ブライアン イングリス『ト ランス—心の神秘を探る』(春秋社 ,1994)
神秘主義サイドの催眠・霊媒・心身医学史。

あおき かずま 『中 杉弘の驚異の催眠霊気功—ルポ催眠神秘会探訪 医者で治らぬ病気を治す!! (日経企画出版局,1994)
一柳広孝『 こっくりさんと千里眼』(講談社, 1994)

清水義範『催 眠術師』(福武書店, 1994)

吉本 武史 加藤 薫『現 代催眠入門—深層アプローチの技術』(教育メディア, 1994)











1994年、日本催眠学会理事長であった加藤 隆吉氏、医師法違反に問われたのをきっかけに会を退く。以後、日本医科大学精神医学教室内に日本催眠学会の事務局は置かれることになる。


西井克泰「催眠に生起する治療的人間関係への一考察 : 欲望の三角形理論および、個人間心理学を手掛かりとして」『サピエンチア : 英知大学論叢』 28,401-420,1994 (英知大学)

石元順子,松岡洋一,青木宏之,手嶋秀毅,中川哲也「催眠を用いた系統的脱感作中に除反応を生じた食品アレルギーの1例」『心身医学』34(4),329 -333,1994 (日本心身医学会)
1995 平成7 13 「やじうまりすッ チャー 5回 麻原オウム教もこの、原理、?1泊2日、10万円で催眠術はマスターできる!?」『週刊宝石』1995.5.25

「テレビじゃ見られません ヤラセなし!素人「催眠ストリップ」の超カゲキ ※京都の『DX東寺』で『素人娘・催眠術ショー』、術をかけるのはアダムス 萩」『FRIDAY』1995.6.30
グリンダー,バンド ラー『催 眠誘導』(アニマ2001, 1995)
武藤安隆『催 眠術完全マニュアル』(日本文芸社, 1995)
松岡圭祐『催 眠術バイブル』(日本文芸社, 1995)
クラズナー『ク ラズナー博士のあなたにもできるヒプノセラピー—催眠療法』(ヴォイス,1995)

一柳廣孝「ドラッグ・心霊--森鴎外「魔睡」を視座として--催眠術の世紀末 (明治世紀末--イメージの明治特集) -- (メタファーの世紀末)」『國文學』40(11) [1995.09]
ゼイク『ミ ルトン・エリクソンの心理療法セミナー』(星和書店,1995)
ウォルバーグ他『催 眠分析』(新興医学出版社, 1995)
栗山一八『催 眠面接の臨床』(九州大学出版会, 1995)

森隆夫 他「大脳機能統合と催眠--脳波を用いた神経生理学的検討」『催眠と科学』 21〜24,1995 (日本催眠学会 編/日本催眠学会)
1996 平成8 12
帯津良一「特別講演 気と催眠」『催眠と科学』11(1)[1996.09]

鶴見済『人 格改造マニュアル』(太田出版,1996)
松岡圭祐『松 岡圭祐の催眠絵本ダイエット—眺めるだけで、やせる!』(同文書院, 1996)
松岡圭祐『自 己催眠マニュアルー思い通りの自分になれる』(ロングセラーズ, 1996)
松岡圭祐『図 解催眠術のかけ方』(ジャパン・ミックス, 1996)
松岡圭祐『松 岡圭祐のダイエット催眠術CDブック』(BABジャパン出版局, 1996)
松岡圭祐『テ レビもゲームも催眠術』(ジャパン・ミックス, 1996)
「シンポジウム催眠研究の今日的課題--催眠研究の 新しいパラダイムを求めて」『催眠学研究』 40(1・2) [1996.04]

一柳廣孝「近代日本の催眠受容をめぐって」『催眠学研究』40(1・2) [1996.04]


1997 平成9 12
「POST BOOK JAM--著者に訊け--「催眠」松岡圭祐氏」『週刊ポスト』 1997.12.12 松岡圭祐『催 眠』(小学館, 1997)
松岡圭祐『催 眠速読術』(経済界, 1997)
松岡圭祐『頭 が良くなる「催眠絵本」』(PHP研究所, 1997)

一柳廣孝『催 眠術の日本近代』(青弓社, 1997)

成瀬悟策「私の催眠遍歴」『本』22(2) [1997.02]
「シンポジウムトランスの治療的意義(日本催眠医学 心理学会第42回大会)」『催眠学研究』 42(1) [1997.04]

ヘイリー『ミ ルトン・エリクソンの催眠療法』(誠信書房, 1997)
成瀬悟策『催 眠の科学—誤解と偏見を解く』(講談社ブルーバックス, 1997)


1998 平成10 7

大岡 玲 ; 松岡圭祐「大岡玲と21世紀を担う人たち--対談 松岡圭祐(催眠カウンセラー・作家)畏るべし「トランス」の魔力」『季刊アステイオン』1998.04

「スクープ!号泣テープ入手!超大物芸能人(元X-JAPANのTOSHI)が溺れた新「洗脳集団」驚愕の正体」『週刊現代』 40(34) (通号 1999) [1998.09.19]

「「貴乃花よ 早く洗脳から目を醒ませ!」(独占)二子山親方・おかみさんが痛恨告白」『週刊ポスト』30(41) [1998.09.25]
浅見 定雄「カウンセリング最高権威が分析--貴乃花″洗脳″は極めて深刻な事態 (カルトの恐怖ふたたび)」『週刊文春』40(37) [1998.10.01]
松岡圭祐『読 むだけでやせる—驚異の催眠ダイエット』(ベストセラーズ , 1998) 福岡明「日常歯科臨床における催眠法の適用とその意 義」『催眠と科学』 13(1),9-17,1998

長谷川浩一「心像研究と催眠研究」『紀要』 40,83-103,1998(青山学院大学)

宮下敏恵,門前進「軽催眠状態における感情・行動に及ぼす否定形暗示文の影響」『心理学研究』 68(6),457〜464,1998 (日本心理学会)
1999 平成11 14
「オウム公判、唯一の 「死刑判決」岡崎一明被告「精神鑑定書」全文入手!「麻原彰晃の″洗脳″はこう行われた」」『週刊現代』 41(2) [1999.01.16]

永井 美奈子「美奈子倶楽部(26)松岡圭祐(作家・臨床心理士)子供のころから,催眠術をかけるのが得意でしたね」『週刊宝石』 19(26) (通号 854) [1999.07.15]

さかもと 未明「迷える子羊を救え!「洗脳セミナー」潜入記」『新潮45』18(8) (通号 208) [1999.08]

「Toshiと洗脳妻--駐車場でコンサート (スーパーワイド 「最悪」の女たち)」『週刊文春』41(31) (通号 2041) [1999.08.19]

「薬物洗脳毒ガス研究のオウム施設--蓮華恐怖の内部見取図--長野県木曽福島町」『週刊宝石』19(40) (通号 868) [1999.10.28]
遊 べる催眠術!--オカルトでも超能力でもないホントの催眠術がわかる』別冊宝島. (通号 469) [1999.11.15]

バレット『妊 娠した男—催眠セラピストの7つのカルテ』(朝日新聞社, 1999)
H.D.バーンズ『催 眠力』(白揚社,1999.5)
松岡圭祐『ダ イエット催眠術』(BABジャパン,1999.6)

日本臨床催眠研究会(日本臨床催眠学会の前身)、設立。
2000 平成12 8 苫米地英人『洗 脳原論』 (春秋社,2000)

「人妻たちが歓喜する 「催眠SEXサークル」!」『週刊宝石』20(39) (通号 915) [2000.10.26]
石井裕之『コ ミュニケーションのための催眠誘導』(光文社, 2000)


ヘイリー『ア ンコモンセラピー—ミルトン・エリクソンのひらいた世界』(二瓶社,2000)

高石昇「素人催眠療法に続発した有害現象の治療経験」『臨床催眠学』 1(1),2000(日本臨床催眠研究会)

    
E.F.ロフタス『抑 圧された記憶の神話—偽りの性的虐待の記憶をめぐって』(誠信書房,2000)
2001 平成13 16
「私はマインドコント ロールされていた--元五輪代表選手が「女子マラソンの暗部」を衝撃の実名告白」『週刊ポスト』33(17) (通号 1591) [2001.4.20]

津村節子「勤労動員に駆り出された「軍国乙女」の青春 いまも残る「洗脳」の後遺症 (特集 原点--「少国民」たちの終戦史)」『望星』32(9) (通号 378) [2001.9]
河合 隼雄 ; 南伸坊「心理療法個人授業(2)催眠術は不思議か?」『波』35(3) (通号 375) [2001.3]

Michael R. Nash ; 笠井 仁 訳 ; 徳田英次 訳「催眠現象の神話と真実」『日経サイエンス. 31(10) (通号 360) [2001.10]

武藤安隆『図 解雑学催眠』(ナツメ社, 2001)
オースティン『自 分をとりもどす魔法の言葉』(徳間書店, 2001)
日本臨床催眠学会、設立。

高石昇「臨床催眠の今日的意義と本学会の基本的姿勢」『臨 床催眠学』2 [2001.03]

オハンロン,マーチン『ミ ルトン・エリクソンの催眠療法入門』(金剛出版, 2001)
オハンロン,ヘクサム『アンコモン・ケースブッ ク—ミルトン・H.エリクソンの全症例』(亀田ブックサービス,2001)

齋藤稔正「特別寄稿論文 20世紀の催眠が果たした役割--心理学を中心として」『催眠学研究』 46(1),17〜23,2001(日本催眠医学心理学会)

三村覚,立谷泰久,長田一臣 他「被催眠者の呼吸を手がかりとした催眠誘導法に関する研究」『催眠学研究』 46(1),24〜30,2001(日本催眠医学心理学会)

小泉晋一「資料 大学生の催眠観に関する調査」『催眠学研究』 46(1),40〜46,2001(日本催眠医学心理学会)

2002 平成14 8
唐沢 俊一「猿たちの迷い道--ガジェット科学講座(1)催眠術」『SFマガジン』43(1) (通号 549) [2002.1]

佐藤和夫「誰が「洗脳」されていないのか--「世界疎外」と近代イデオロギー (哲学とイデオロギー)」『哲学雑誌』117(789) [2002]
マギー・フィリップ『最 新心理療法−EMDR・催眠・イメージ法・TFTの臨床例』(春秋社,2002) 日本臨床催眠学会、日本学術会議に登録。  

Akira Otani ; 川嶋 新二 訳「翻訳 認知的文脈の理論とミルトン・エリクソンの催眠療法のテクニックの分類」『臨床催眠学』3 [2002.3]

吉川 悟「治療抵抗を催眠現象として見立てることを利用したアプローチ--「催眠療法でないと治らない」と主張した事例」『催眠学研究』46(2) [2002.9]
2003 平成15 11

71歳、容疑を否認  愛知県警千種署は17日、治療と称して客の女性にわいせつ行為をしたとして強制わいせつの疑いで、東京都港区高輪、自称催眠カウンセラー北野正治容疑者(71)を逮捕した。 北野容疑者は、行為は認めているが「治療行為で本人の同意があった」と容 疑を否認している。 調べでは、北野容疑者は昨年11月9日午前10時ごろ、名古屋市千種区内山3丁目で「名古屋心理研究所」として、対人恐怖症などの治 療行為まがいのことをしていたが、客として訪れた同区に住む無職女性(24)に対し、イメージトレーニングなどをさせた後、約1時間にわたってわいせつな 行為をした疑い。(2003.1 ZAKZAK)

大和政彦「アメリカ型 コマーシャリズムによってマインド・コントロールされた日本社会構造の心理分析と21世紀日本再生への道--社会観察眼としての言霊(ことだま)サブリミ ナル暗号解読法の構築」『群馬大学教育学部紀要. 人文・社会科学編』52 [2003]

小林 照幸「現代女性の駆け込み寺。心理療法から占い、催眠療法まで カウンセリングビジネス繁忙記 (特集 職場大変!心の不安症候群--上司と部下のストレス学)」『プレジデント』41(4) [2003.3.3]

「これは21世紀版「イエスの方舟」か? 名門女子大生 セックス洗脳集団竹田塾--「娘を返せ」と親たちが悲痛な告発--「代表」は13回結婚、全員に子供を生ませる,元妻と子供たちが代表と集団生活,オモテ の顔は「経営者養成塾」ウラの顔は洗脳「訪問販売」,契約百本で俺の子種を注入してやる,朝から交代で「代表」の部屋に呼ばれ、恥ずかしい儀式を」『週刊 文春』 45(23) (通号 2231) [2003.6.12]

催 眠学園」(BLACKRAINBOW,2003)、『催眠術』陵辱アドベンチャーゲーム。
林貞年『催 眠術のかけ方』(現代書林, 2003)、頸動脈圧迫法を掲載している本。

藤崎康「教養のための表象文化論(1)催眠術師の誘惑--ワイマール映画の光と影(1)」『慶応義塾大学日吉紀要, フランス語フランス文学』 (37),90〜54,2003 (慶応義塾大学日吉紀要刊行委員会)
シェイク『イ メージ療法ハンドブック』(誠信書房, 2003)

櫻井 義秀「「マ インド・コントロール」論争と裁判--「強制的説得」と「不法行為責任」をめぐって〔含 詐欺的,間接的説得と統制の技術に関する専門調査部会報告 翻訳、専門調査部会に対する倫理委員会の回答、カリフォルニア州最高裁判所宛 法廷助言書〕」『北海道大学文学研究科紀要』(109) [2003]

越智啓太「催眠による目撃者の記憶の想起促進」『催眠学研究』 47(1),23〜30,2003 (日本催眠医学心理学会)

大谷彰「特別講演 PTSDの本質と治療:催眠の立場から」『臨床催眠学』 4,12〜17,2003(日本臨床催眠学会編集委員会 編/日本臨床催眠学会)
2004 平成16 15
「「殉職者たれ」と空 自隊員が叩き込まれる「洗脳訓練」 (特集 続・新聞が書かないイラク派遣「7つの驚愕!」)」『週刊新潮』49(4) (通号 2433) [2004.1.29]

「フジ『SMAP×SMAP』に"洗脳(サブリミナル)"CM疑惑!」『週刊現代』46(12) (通号 2272) [2004.3.27]

「"洗脳"TOSHI「幼児虐待疑惑」の絶体絶命 (追跡ワイド 「人生リセット」のるかそるか)」『週刊文春』46(17) (通号 2275) [2004.4・5.29・6]

「シンクロ「スパルタ軍団」率いる井村コーチの洗脳術 (総決算ワイド アテネ五輪 チョー気持ち悪い話)」『週刊文春』 46(35) (通号 2293) [2004.9.9]

奥山輝実『前 世療法ハンドブック−過去生退行催眠療法がわかる74のツボ−』(牧歌舎,2004)

湊 よりこ 『催 眠エロス』(ジュディーコミックス)、レディスコミックにも催眠陵辱ものが登場。
吉永進一(編)『日 本人の身・心・霊—近代民間精神療法叢書(全8巻)』(クレス出版, 2004.6)

吉永進一(編)『日 本人の身・心・霊—近代民間精神療法叢書II(全7巻) 』(クレス出版, 2004.11)


フォーブズ・R. ブレア『願 いがかなうクイック自己催眠 』(ベストセラーズ,2004.11) 、音読するだけで催眠導入から暗示まで行う自己催眠法。
大谷 彰「教育研修講演ミルトン・エリクソンの催眠:その人気と誤解」『臨床催眠学』 5 [2004.3]

「公開シンポジウム 近未来の催眠療法--21世紀にむけて」『臨床催眠学』 5 [2004.3]
2005 平成17 11 石井裕之『一 瞬で信じこませる話術コールドリーディング』(フォレスト出版,2005)
苫米地英人『大 好き!今日からのわたし。 ~愛される心とからだををつくる秘密の呪文集』(宝島社,2005
マシュー・W・ラガス他『カ ルトになれ!~顧客を信者にする7つのルール』(フォレスト出版,2005)

叶 てつこ「くるくるキレキレ!脱「うつ」大作戦--催眠&飲尿療法に挑戦の巻」((小特集 うつ病が狙っている) ,新潮45. 24(12) (通号 284) [2005.12])
マイケル・ストリー ター『催 眠の謎—ヒプノシスの本質と活用』(産調出版, 2005)

石井裕之『一 瞬で信じこませる話術コールドリーディング』(フォレスト出版, 2005.6)
石井裕之『な ぜ、占い師は信用されるのか? 』(フォレスト出版, 2005.10)

「公開シンポジウム 臨床催眠の効果的な活用に向けて」『臨床催眠学』6 [2005.3]

久保千春,松原慎「(特別寄稿論文)催眠と心身医学の歴史と展望」『催眠学研究』48(2) [2005.3]

荒木登茂子,十川博, 久保千春「特集論文 心身症に対する催眠療法の有用性について」『催眠学研究』 48(2),66〜72,2005 (日本催眠医学心理学会)

野村勝彦「催眠による年齢退行法の基礎研究」『臨床心理学』 (2),35〜43,2005/03 (福岡女学院大学大学院人文科学研究科「臨床心理学」紀要編集委員会)


ミ ルトン・H.エリクソン全集第2巻 感覚、知覚および心理生理学的過程の催眠性変容』(二瓶社,2005)

ジョージ・ガフナー,ソーニャ・ベンソン『新 催眠の誘導技法』(誠信書房, 2005)

Zeig,Jeffrey K.; 加納,友子 訳
招待講演 State Model of Hypnosis
催眠学研究 49(1),1〜8,2005/12(日本催眠医学心理学会)
2006 平成18 11
*「呪文をつかって」女性と集団生活する「ハーレム男」、脅迫罪で逮 捕。 「催 眠術をつかった」との憶測がマスコミに広がる。
「一 夫多妻」女性10人同居 57歳男性」(共同通信 ,1月25日)+その後の 記事
「複数女性と不自然同居、催眠術の本を押収、脅迫容疑で男逮捕、捜索」(日本経済新聞 2006/ 01/ 26夕刊 )
ハーレム親父、イ ンチキなアロハオエ満喫」(ZAKZAK 2006/01/27)
「「呪文はシークル」私はこうして「ハーレム男」に口説かれた」『週刊新潮』 51(5) (通号 2533) [2006.2.9]
「結婚12回! 女性11人と暮らすハーレム男のお気楽ヒモ生活 (総力ワイド この人たちの「品格」 42本)」『週刊朝日』111(6) (通号 4732) [2006.2.10]
「女性は9人が20代、10代も 妻と元妻11人の女と暮らす「白いハーレムの男」が独占告白」『週刊ポスト』38(6) (通号 1845) [2006.2.10]
「東大和市発 被害者女性が赤裸々告白 ハーレム男「洗脳口説きテク」と「怪しい儀式」」『週刊現代』48(5) (通号 2364) [2006.2.11]
「事件の核心 追跡リポート 1 これが女を落とす「催眠支配術」だ 」『週刊ポスト』38(7) (通号 1846) [2006.2.17]

「注目レポート 催眠術&マインドコントロールに落ちる女性の「新傾向」--一夫多妻事件の深層」『Themis』15(3) (通号161) [2006.3]

「一夫多妻男、脅迫認める」
東京都東大和市で女性11人と同居していた男をめぐる事件で、集団生活へ加わらせようと女性を脅したなどとして、脅迫と強要未遂の罪に問われた無職渋谷博 仁被告(58)の初公判が18日、東京地裁八王子支部(であり、渋谷被告は「事実その通りです」と起訴事実を全面的に認めた。(時事通信社 -04月18日 20:10)

初代タイガーマスクこと佐山聡が道場開き。スーツ型道着を着ての“市街地型”総合格闘技「掣圏道」に加え、武士道空手、禅、催眠療法の各クラスを設けた佐山館長は「わが国を建て直すため、何が日本に一番大切なのか発信できる場所にする」と木づちに代えて日本刀で鏡開き。 (サンデースポーツ2006/7/30)。

北山 悦史『辻占い源也斎 よろず指南』 (廣済堂文庫,2006)  催眠もの官能時代小説「源也斎」シリーズ

吉永進一(編)『催 眠術の黎明(全7巻)—近代日本臨床心理の誕生』(クレス出版, 2006.1)

前田大輔『プ ロカウンセラーの「心理の達人」マニュアル』(秀和システム, 2006.5)
林貞年『催 眠誘導の極意』(現代書林, 2006.7)

石井裕之『ビ ジネス・コールドリーディング』(日本実業出版社, 2006.3)
石井裕之『ダ メな自分を救う本』(祥伝社, 2006.3)
石井裕之『プ ロセラピストが教える秘密の恋愛カウンセリング』(大和書房, 2006.4)
石井裕之『カ リスマ人を動かす12の方法』(三笠書房, 2006.9)
石井裕之『図 解版・なぜ、占い師は信用されるのか? 』(フォレスト出版, 2006.4)
石井裕之『大 切なキミに贈る本』(祥伝社, 2006.12)

稲垣勝巳『前 世療法の探究』(春秋社, 2006.5)
ロジャー・J.ウルガー[他].『「魂」 の未完のドラマ』(中央アート出版社, 2006.8)
向井明子『前 世療法ブック』(三笠書房, 2006.11)
小幡優子『ス ピリチュアル新医療』(武田出版, 2006.11)


木戸 好信「催眠術師と吸血鬼、その妻とタイプライター--『ドラキュラ』における不死者たちの諜報活動」,(主流. (67) [2006])
服部朝美; 渡辺諭史; 水野資子; 濱口豊太; 鹿野理子; 福土審「催眠暗示による内臓刺激心血管ストレス反応の変化(第59回 日本心身医学会東北地方会演題抄録)」、心身医学 46(3),256,20060301 (日本心身医学会)

松原慎; 土田治; 波多伴和; 武谷慎司; 遠藤育子; 久保千春「市中病院における外来IBS集団催眠療法の試み(一般演題,第44回日本心身医学会九州地方会演題抄録(1))、心身医学 46(4),342-343,20060401(日本心身医学会)

「臨床心理学の最新知見(第35回)催眠とイメージの最新知見」、臨床心理学 6(6) (通号 36),829〜833,2006/11 (金剛出版)
2007 平成19

いまでも現役レスラーだって 初代タイガーマスク 極右になって「催眠療法」開発中 (スペシャルワイド 「週刊現代」を彩った時代の主役 あの人はいま)
(週刊現代 49(1) (通号 2409),76〜77,2007/1/6・13)

前田 大輔「目指せ知財立国! エーディーラボ 通院せず、1日1回で心を健康に導く催眠心理療法」(経済界. 42(3), [2007.2.6])

何をしても止まらない(CTスキャンも原因わからず。指圧師、針きゅう師ら、ピクルスジュース、紙袋の中で呼吸する、びっくりさせるという古典的なものまで、あらゆる方法を試したが、効果はなかった)少女の1分間に50回という高速しゃっくりを催眠術師が止めた(アメリカ フロリダ州)。
(スポーツ報知2007/3/3)

「超保存版・悪用厳禁!「催眠術マスターできるかな?」講座」
 男の憧れ、催眠術。実態は怪しくも難しくもない!?
 学習〔1〕「催眠術」の威力を、まずは取材班が体を張って検証
 学習〔2〕禁断かつ男の夢…。お次はエロ催眠ショーに潜入!!
 実践〔1〕合コンお持ち帰り編
 実践〔2〕ビジネス編
 実践〔3〕自己催眠編
(Spa! 2007/8/28号)
あうらみちか『心がかるくなる風船ふんわりうた』(幻冬舎ルネッサンス, 2007.7)
(読み聞かせで誘導する催眠絵本)

古屋鐵石『高等催眠學講義録(復刻版)』(八幡書店, 2007.10)

西村 好子「漱石とオカルト-初期翻訳「催眠術」(Ernest Hart, M.D.)を巡って」(特集 明治初期の翻訳・翻案文学-もう一つの近代文学の源) (国文論叢 (38), 14-23, 2007-07 )
成瀬悟策『催眠面接法』(オンデマンド版)(誠信書房, 2007.2)
J・H・シュルツ, 成瀬悟策『自己催眠』(増訂、オンデマンド版)(誠信書房, 2007.2)

町田 昌子「ストレス緩和に役立つ催眠療法 (1)腹式呼吸をしてみよう」「(2)笑いっこ暗示法」「(3)からだの力を抜いてみよう!」(労働レーダー 31(2) 〜(4)、2007-02〜04)
2008 平成20

針木康雄「針木ノート 私が見た昭和・平成の名社長たち(第11回)日本マクドナルド元社長 藤田田 客を、3秒間、瞬間催眠術にかけ摂氏4度のコーラを飲ませた」(Boss 2008-05号)

「オーラの色まで鑑定!催眠術教室で体験した、ありえない現象の数々(超ワイド「禁断の潜入」15連発!-日本全国のタブー地帯に小誌記者が突撃) 」(Spa! 2008/05/13号)
椋木修三『私はこれで「幸せ」になりました。』(アスコム, 2008.1)

石井裕之『壁 : カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー』(フォレスト出版, 2008.12)
磯上弘貴, 植田牧子,遠藤浩太郎 / 他「Hypnotic medicine--使っていこう!催眠療法(教育 医学セミナーの試み2007)」(福島医学雑誌58(2) 2008/06)

「特集 催眠と臨床応用」(臨床心理学 8(5) 2008-09)
鶴 光代「催眠と臨床適用」 / 成瀬 悟策「心理学における催眠の位置づけ」 / 中島 央「エリクソンの催眠に関するひとつの推理」 / 宮田 敬一「催眠とブリーフセラピー」 / 大谷 彰「PTSDと催眠--記憶・偽りの記憶」 / 松木 繁「人格障害への臨床催眠法」 / 小泉 晋一「日本の催眠研究の草創期--福来友吉の催眠研究を中心に」 / 飯森 洋史「催眠療法と自律神経・免疫機能」 / 田中 新正「痛みの問題と催眠」

催眠学研究50巻記念特別号(第1号ー49巻2号の総目次、著者索引、事項索引含む)(催眠学研究 50(1), 2008-10)
2009 平成21

大門 正幸 , 稲垣 勝巳 , 末武 信宏 , 岡本 聡「「生まれ変わり仮説」を支持する事例の研究 : 退行催眠中の異言の分析を通して」(発表論文,第28回生命情報科学シンポジウム)(Journal of International Society of Life Information Science 27(2), 183-188, 2009-09-01)

イゴール・レドチャウスキー『催眠誘導ハンドブック : 基礎から高等テクニックまで』(金剛出版, 2009.5) Yapko Michael D.「招待講演 催眠とポジティブ・サイコロジー--抑うつを乗り越えるために」 (催眠学研究 51(1・2), 1-13[含 抄録], 2009-09)

安齊 順子 , 小泉 晋一 , 中谷 陽二「日本近代における催眠療法の受容と解離の事例に関する一研究」(心理学史・心理学論 10・11, 11-28, 2009-08)

成瀬 悟策「講演録 私の臨床心理士としての道--催眠療法から臨床動作法へ (長崎純心大学心理教育相談センター開設10周年記念講演会)」(『長崎純心大学心理教育相談センター紀要』 8, 3-12, 2009)
2010 平成22

サイニー研究会執筆『さあ、やってみよう-催眠オナニー入門』(メディアックス, 2010.4)

催眠術師・竜崎『キミはボクを好きになる-オタクのための催眠恋愛入門』(メディアックス, 2010.10)
萩原優『がんの催眠療法-医療現場におけるスピリチュアルケア』(太陽出版, 2010.5) Lankton Stephen R. 「招待講演 催眠療法における言語」(催眠学研究 52(1・2), 1-12, 2010-06)
2011 平成23

こだわり”を学ぶ!-三味線/手相/腹話術/オカルト教室/催眠術/利き酒(マジで「充実するタメになる」習い事30選) (Spa! 2011-02-22号)

男の「新開発オナニー」超快楽講座-催眠オナニー、窒息オナニー、自作オナホ制作etc.究極の自慰行為を求める男たちの情熱に刮目せよ! (Spa! 2011-03-15号)

消えた「ボブ・サップ」韓国で催眠術師になっていた!(ワイド 勝利の女神の苦笑い)(週刊新潮 2011-09-08 )

ビル・オハンロン『解決指向催眠実践ガイド-本当の自分を生かし、可能性をひらくための エリクソニアンアプローチ』(金剛出版, 2011.11, 158p)

ミルトン・H・エリクソン, セイモア・ハーシュマン, アービング・I・セクター『ミルトン・エリクソンの臨床催眠セミナー : 15のデモンストレーション』(亀田ブックサービス, 2011.12)
2012 平成23

刺激せずに射精に至るという催眠オナニーの快感度とは? (1週間で最高にHAPPY!合法的に脳内麻薬を出す技術) (Spa! 2012-09-18/25合併号)

ダークヒロカズ『[オーディオブックCD] 催眠術師になりたい』(でじじ発行/パンローリング発売 (2012))
ミルトン・エリクソン『催眠における生活構造のリフレーミング(ミルトン・エリクソン言行録)』(亀田ブックサービス, 2012.4)

参考文献など:
一柳広孝『こっくりさんと千里眼』(講談社, 1994)。
一柳廣孝『催眠術の日本近代』(青弓社, 1997)。
佐藤達哉, 溝口元編著『通史日本の心理学』(北大路書房 , 1997)。
佐藤達哉『日本における心理学の受容と展開』(北大路書房, 2002)。
読売新聞社メディア企画局データベース部編『讀賣新聞[CD-ROM版] 』明治7年11月2日-明治45年7月30日 ;大正元年7月30日-大正15年12月25日 ; 昭和元年12月26日(昭1.12.26)-昭和20年12月31日.(読売新聞社メディア企画局データベース部 , 1999-2002)。
大 宅壮一文庫索引目録』(大宅壮一文庫創立十周年記念索引目録編纂委 , 1980)。
『大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録1988−1995 』(大宅壮一文庫 , 1996)。
MAGAZINEPLUS(日外アソシエーツ雑誌・論文情報)。

近代デジタルライブラリー(国立国会図書館)。
NDL-OPAC  蔵書検索・申込システム(国立国会図書館)。
NDL-OPAC雑誌記事索引検索(国立国会図書館)。
NII論文情報ナビゲータ“CiNii”(サイニイ)(国立情報学研究所(NII))。


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