国民宗教保険

国民宗教保険

 (新)宗教はお金がかかるので、保険がきくようにする。せめて宗教法人として認められてるところは、点数制にして(祈祷は3点とかする)1〜3割負担にする。国民宗教保険、社会宗教保険。
 当然、悪名高き国民皆保険であるので、20歳以上の国民は、みんな保険をかけなくてはいけない。稼ぎのない学生もである。これは高い。プータローの人は「おれは宗教なんか入らないから」と保険料を払わない人も多い。しかし若いうちはそれでもよいだろう。しかし歳取ってからでは遅いのである(笑、なにが遅いんだか)。
 普通の町宗教(ホーム・ウイッチ、これじゃ魔術師だ)もあれば、おっきな総合寺院(宗教)もある。ここはいろんな宗教・宗派があって、仏教、バテレン、拝火教その他いろいろそろっている。いくつもの宗派を回る人もいる。年一回の宗教ドックに来る人もいる。待ち時間は概して長い。「社務所」はひとつである。「じゃあ壷を2週間分、出しておきましたKら」。もらって帰る。
 各神学校、宗教学校を出た若者は、当然設備の整った総合寺院に就職したがる。そうすると過疎の村や離島には、宗教者が不足する。その対策として自治宗教大学をつくって、そこを出た人は一端過疎の村に布教にいかなくてはいけない。しかし、田舎はにんじんを頭にのせたりとかひどい迷信がはびこっていて、布教はなかなかうまくいかない。しかし負けてはいけない。ついには若神父(住職)の熱意が村人を動かし、立派な信仰が根付くのである(笑、よくわからない)。
 当然、保険はきかないが、効き目は絶対というモグリの宗教も流行る。宗教法人として認められていても、高額な信仰はやはり保険がきかないのである。特別なことも保険がきかない。困ったもんである inserted by FC2 system