スピノザ × ライプニッツ

秩序について


 クロソウスキーはニーチェ論の中で、個別的/集団的の区別を提示している。クロソウスキーが言うのは、(ニーチェにとって)集団的とは隷属的だということである。我々はこの区別に則れば、スピノザを個別的、ライプニッツを集団的とすることができる。即ち、ライプニッツの倫理学とは、個人的な倫理なのではなく、集団=集合における秩序なのである。



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